脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記Vol.205(休職日記42 徒然)

マジソンバック 8L 2WAY ショルダー ボストンバッグ 432-018Y (NV:ネイビー, F) ノーブランド品 Amazon 大手通販サイトが大々的に宣伝している、ブラックフライデーセールに今年もまんまと載せられてしまっている。あれば便利だが、なくても全然不自由しな…

作品から伝わってくる、最大の切迫感とは? 『アメリカ沈没』鑑賞記

アメリカ沈没 ジョニー・パカール Amazon 2023年アメリカで公開された、C級ディザスタームービー。C級という定義は作品の出来という意味ではなく、あくまで制作費の問題ということにさせていただく。 ストーリーは至極単純。地磁気の激変と北極の氷山の崩壊…

必ずしも監督一人の責任ではなかったと思うドラゴンズの3年連続最下位 『ミスタードラゴンズの失敗』読後感

ミスタードラゴンズの失敗 作者:江本 孟紀 扶桑社 Amazon プロ野球界における「暴露系」の草分けとして名高い江本孟紀氏による、中日ドラゴンズ低迷の原因の解説本。面白おかしい暴露記事的な内幕モノではなく、至極真っ当に失敗の原因を解説しており、一々…

最後の最後でご都合主義に走っちまったなあ 『エクスペンダブルズ ニューブラッド』鑑賞記

エクスペンダブルズ ニューブラッド ジェイソン・ステイサム Amazon 期せずして二作連続ジェイソン・ステイサム主演作を観てしまった。標題の作の主演はシルベスター・スタローンじゃねーの?ってツッコミもあろうかと思うが、実質的に一番画面に映ってたの…

ジェイソン・ステイサムのアクションは安定していたものの… 『キラー・エリート』鑑賞記

【初回限定生産】キラー・エリート ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray] ジェイソン・ステイサム Amazon 家トレ実施時録り溜め腐りかけ映画鑑賞の一環として観たのが標題の作。 ちょっとググって調べてみたら、この作品はラナルフ・ファインズという方の…

支離鬱々日記Vol.204(休職日記41 徒然)

1日5分で「自己肯定感」と「行動力」を高める できたこと手帳 作者:永谷研一 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 最近、時間潰しのため、久しぶりに近所の比較的大きな書店に行く機会があり、特に目的意識もなく書棚の間をうろついていたら…

韓国の「現在」がよくわかる作品 『THE WILD 修羅の拳』鑑賞記

THE WILD 修羅の拳 パク・ソンウン Amazon 今まで馴染みのなかった韓国映画を初めて観てみた一作。韓国社会の暗部を描いたノワールアクション映画。 韓国映画(ドラマ)というのは『冬のソナタ』とか『愛の流刑地』とかの、オバサマたちをメロメロにする恋愛…

夢と友情と恋愛と金儲け。時代の要請に全て応えていた一作 『血まみれの決闘』鑑賞記

www.toeich.jp スカパーの東映チャンネルで無料放映していたものをストックしておいた作品。あんまり古すぎて、DVD化もされていないようで、Amazonのリンクも貼れなかったので、東映チャンネルのページを無理やり引っ張ってきた。 主人公は我らが高倉健さん…

人生に無駄な経験はないということを教えてくれる一作 『吼えろ鉄拳』鑑賞記

吼えろ鉄拳 [DVD] 真田広之 Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ映画鑑賞シリーズ。今回は真田広之をアクションスターとして世に広く知らしめた標題の作を鑑賞。 この作品が公開された1980年代初頭は、映画といえば2本立て上映が一般的だった。で、この作品の同…

演技とカメラワークに感心させられた佳作 『エスター ファースト・キル』鑑賞記

エスター ファースト・キル イザベル・ファーマン Amazon 外見は可憐な少女であるものの、実は30過ぎの成人で、凶悪な意思を持ち、殺人その他の悪事を全く厭わないサイコパス女を主人公にしたサスペンスホラー映画。 ちょいとググって調べてみたら、この作品…

考えさせる点もツッコミどころも多々ある佳作 『ノック 終末の訪問者』鑑賞記

ノック 終末の訪問者 [Blu-ray] デイヴ・バウティスタ Amazon 一切の予備知識なく、自宅でのトレーニング時の「ながら観」作品として鑑賞した一作。途中からトレーニングよりも鑑賞の方に真剣に向いてしまった。 冒頭は一人の東洋系の少女ウェンが草っ原でバ…

人が家を荒涼とさせるのか?家が人を荒ますのか? 『殺め家』読後感

殺め家 作者:八木澤高明 鉄人社 Amazon ネットでの紹介記事を読んで衝動的に買い求めて一気に読んでしまった一冊。カメラマンからルポライターに転じた八木澤高明氏が、世を騒がせた殺人事件の犯人の生家や居住地、あるいは事件の舞台となった家屋を訪ね、犯…

ドラマにしやすい「素材」であったと思しきバディもの刑事小説 『警視庁アウトサイダー』読後感

警視庁アウトサイダー (角川文庫) 作者:加藤 実秋 KADOKAWA Amazon 題名にした通りの刑事小説。昨年年初に西島秀俊、濱田岳、上白石萌歌出演でドラマ化された。当家の最高権力者様が毎週観ていたので、私も横目でチラ見していた。当初は山下達郎氏の『LOVE`S…

支離鬱々日記Vol.203(休職日記40 お題と肩の痛みと母に対する愚痴)

今週のお題「納豆」 まずはお題から行こう。 一番好きなのは、シンプルに刻みネギと醤油にカラシという食い方だ。一説に400何回だか混ぜると一番旨味が増すそうだが、そこまではかき混ぜずに100回くらい混ぜて食す。幼い頃は、飯ともよく混ぜ合わせて食った…

思わぬ拾い物だった佳作 『正義のゆくえI.C.E.特別捜査官』鑑賞記

正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官 [DVD] ハリソン・フォード Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ映画鑑賞シリーズ。「特別捜査官」などという仰々しい題名とハリソン・フォード主演ということから派手なクライムアクションを予想して観始めたのだが、予想とは全く…

作品全体を通じてのドキドキ感は悪くなかったものの 『コラテラル』鑑賞記

コラテラル [DVD] トム・クルーズ Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ映画鑑賞シリーズ。今回はトム・クルーズが悪役を演じたことで話題となった標題の作を鑑賞してみた。 ストーリーはヴィンセント(トム・クルーズ)がロスアンジェルスの空港の雑踏を歩く場面…

「前作」の世界観を理解していないと深く読み込めない作品 『蜘蛛の巣の罠』読後感

蜘蛛の巣の罠(上) (扶桑社BOOKSミステリー) 作者:ラーシュ・ケプレル 扶桑社 Amazon 蜘蛛の巣の罠(下) (扶桑社BOOKSミステリー) 作者:ラーシュ・ケプレル 扶桑社 Amazon Kindleの日替わりセール対象になっていたので衝動DLした一作。著者ラー…

アブラの乗り切った「座頭市ワールド」 『座頭市関所破り』鑑賞記

座頭市関所破り [DVD] 勝新太郎 Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ映画鑑賞シリーズは、日本が誇るダークヒーロー座頭市シリーズ中の一作。全23作あるシリーズの9作目に当たるそうだ。 あらすじはいつもの通り。とある宿場を訪れた座頭市が、その宿場に救う悪…

全てが中途半端だった「殺し屋」 『クーダ 殺し屋の流儀』鑑賞記

クーダ 殺し屋の流儀 [DVD] アントニオ・バンデラス Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ映画鑑賞シリーズ。今回はほとんど溜めておくことなく観てしまった一作を紹介する。 主人公は殺し屋クーダ(アントニオ・バンデラス)。一度刑務所送りになって娑婆に出て…

「限定された条件下でのアクション」という手法を確立した一作 『スピード』鑑賞記

スピード [Blu-ray] キアヌ・リーブス Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ作品鑑賞シリーズ。今回はスクワットしながら鑑賞した標記作品を紹介する。キアヌ・リーヴス、サンドラ・ブロックの出世作と言って良い作品。短髪で目一杯奔走するキアヌと、のちの妖艶…

小説としての完成度が高かった一冊 『密告はうたう 警視庁監察ファイル』読後感

密告はうたう 警視庁監察ファイル (実業之日本社文庫) 作者:伊兼 源太郎 実業之日本社 Amazon TOKIOの松岡昌宏主演で、8月末からはシーズン2が始まった↓作品の原作本。暇に任せてKindleのライブラリをのぞいていた時に「あ、こんな本も買ってたんだ」と「再…

「日本のヤクザ映画」の文法に忠実な一作 『極道の妻たち 情炎』鑑賞記

極道の妻たち 情炎 [DVD] 高島礼子 Amazon 録り溜め腐りかけ映画鑑賞シリーズ。このシリーズをまともに観るのは実は初めてだ。 ちょっと調べてみたらこの作品は、高島礼子姐さん主演作としては第5作目だそうだ。「極妻」シリーズといえば岩下志麻姐さん主演…

支離鬱々日記Vol.202(休職日記39 お題と徒然)

今週のお題「お米買えた?」 ここのところ家トレに励んでいる。家トレでやっているのは二種類だけ。スクワットと腹筋ワンダーコアを用いた腹筋だけだ。巣篭もり生活が主となって以来、歩く距離が激減したせいで、脚の筋肉が衰え、特にモモ裏が常に鈍痛に苛ま…

個人的には一番身近な外国となったベトナムについて改めて学んでみた 『日本人の知らないベトナムの真実』読後感

日本人の知らないベトナムの真実 (扶桑社BOOKS新書) 作者:川島 博之 扶桑社 Amazon 何度か書いている通り、私の義姉はベトナム人だ。当家の最高権力者様、世間的にいうところの女房の兄に5年ほど前に嫁いできた。義兄が働いている工場に、彼女が技能実…

歴史の波に翻弄され続けて磨かれた魅力的な街たちのガイドブック 『フランス 26の街の物語』読後感

フランス 26の街の物語 (光文社新書 1318) 作者:池上 英洋 光文社 Amazon 個人的には、いつの間にか始まり、いつの間にか終わっていたという印象だけが残ったパリオリンピック。もっともこれは私の個人的な事情による。すなわちオリンピックがちょうど佳境…

手慣れた感じの刑事モノ小説 『トランパー 横浜みなとみらい署暴対係』読後感

トランパー 横浜みなとみらい署暴対係 作者:今野敏 徳間書店 Amazon ジムのチャリンコマシーンの上で、あまり考え込まずに済むだろうという見込みのもとに読んだ一冊。著者今野敏氏の作品は数多くの刑事ドラマの原作となっており、おそらくは劇画を読むのと…

私が私自身のご機嫌を取る方法はもう決まっている 『あなたは、あなたなりに生きれば良い。自分の無意識に気づき、それを認めれば、道は拓ける』読後感

あなたは、あなたなりに生きれば良い。: 自分の無意識に気づき、それを認めれば、道は拓ける (単行本) 作者:加藤 諦三 三笠書房 Amazon ラジオ人生相談のパーソナリティーとして知られてる加藤諦三氏が、生きづらさを感じている人々のために書き下ろした一冊…

支離鬱々日記Vol.201(休職日記38 徒然)

世間の流行に遅れること4年半。ついにして、今更ながらコロナに罹患してしまった。 私がひどい倦怠感と強めの頭痛を感じたのが10日くらい前。ずっと冷房の効いた部屋にいたし、珍しくコンスタントにトレーニングして疲れは溜まってたし、原稿書きで結構気持…

暗澹たる気持ちにならざるを得ない現状の的確すぎる指摘 『プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」』読後感

プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」 (朝日新書) 作者:野口 悠紀雄 朝日新聞出版 Amazon 私にとっては、『超整理法』などの仕事術的な著作の印象が強い野口悠紀雄氏の「本分」である経済学の書。理系学部出身の学者らしく、さまざまなデータを見やすい表…

現時点での私の問題は「心」ではなく「経済」なのだとわかってはいても 『心の病気はどう治す?』読後感

心の病気はどう治す? (講談社現代新書) 作者:佐藤光展 講談社 Amazon 私がうつを「発症」してから20年以上の時が過ぎている。直接の原因は、望まない転勤を強いられ、さらに転勤先では最も望まなかった業務を担当させられてしまったことだ。会社としては、…