脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

文章修業

企業と「文人墨客」との幸せな関係が生んだ一冊 「シャープさんのSNS漫画時評 スマホ片手に、しんどい夜に。』読後感

シャープさんのSNS漫画時評 スマホ片手に、しんどい夜に。 作者:山本隆博 講談社 Amazon 何度も繰り返し述べているように、私は文筆業を生業とすることを目標に、日々いろんなことに手を出している。成果は徐々に現れつつあり、現在週1の卓球記事連載1本…

支離鬱々日記Vol.223(休職日記61 お題と徒然)

今週のお題「あったかグッズ」 [ミーテ] レッグウォーマー メンズ 40cm 日本製 冬用 秋冬 オールシーズン 睡眠 防寒 寝る時用 就寝用 冷え対策 幅広 伸びる ズレない ゆったり快適保温 ユニセックス [ブラック] ミーテ Amazon まずはお題から。 最近、夜中に…

「大人びた子」という異物を排除しようとするガキの集団と主人公の戦い 『風葬の教室』読後感

風葬の教室 山田詠美 GENERIC Amazon 最近利用者登録をした近所の女子大の図書館の「日本文学」の棚で見つけたので借りてきた一冊。自身が受賞したのは「直木賞」ながら、「芥川賞」の審査員に名を連ねている異色の作家山田詠美氏が、世に出始めて間もない頃…

「浜真千代の正義」が炸裂した一作 『残酷依存症』読後感

残酷依存症 (幻冬舎文庫) 作者:櫛木理宇 幻冬舎 Amazon 『依存症シリーズ』の二作目。 この作品は「正義の遂行者」としての側面にフォーカスして浜真千代という人物を描いている。一言で言ってしまえば、真千代を必殺仕事人として遇しているのだ。ただし、仕…

支離鬱々日記Vol.223(休職日記60 お題と徒然)

今週のお題「最近ゲットしたもの」 気がつけば11月、今年もあと50日あまり。明日11/7は立冬。今年の流行語大賞候補には「二季」なんて言葉が入って、特に「秋」の存在感が低下しているが、確かにここ数日の急激な冷え込みは冬の到来を実感させる。 私のココ…

予想とは違う内容だったものの、なかなかためになった一冊 『僕がうつ病の時に読みたかった本』読後感

僕がうつ病の時に読みたかった本: 心理カウンセラーが教える (コミックエッセイ) 作者:ねこ先生 Amazon 私が心に引っかかったモノゴトについて、いろいろ考えてみたり、参考にしたいと思った時の定番行動はKidleの検索欄にキーワードをぶち込んで、ラインア…

支離鬱々日記Vol.216(休職日記53 お題と徒然)

今週のお題「遠出」 ビートたけしのオールナイトニッポン傑作選! (本人本) (本人本 1) 作者:兵庫慎司,オフィス北野,高田文夫事務所,太田プロダクション,ニッポン放送 太田出版 Amazon 下旬に入ってしまったというのにようやく7月の初投稿。理由は、「CIVILIZ…

支離鬱々日記Vol.214(休職日記51 お題と徒然)

シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI -Switch テイクツー・インタラクティブ・ジャパン Amazon 今週のお題「最近いちばん笑ったこと」 6月ももう目前だというのに、5月はこれが初投稿。花粉症の季節は脱したし、様々な出来事もあったのだが、なかなかブ…

結局ドラマから読み取れたモノ以上のことは窺い知れなかったノベライズ作品 『相棒season13(上・中・下)

相棒season13(上) (朝日文庫) 作者:輿水泰弘ほか/脚本,碇 卯人/ノベライズ 朝日新聞出版 Amazon 相棒 season13 中 (朝日文庫) 作者:輿水泰弘ほか/脚本,碇 卯人/ノベライズ 朝日新聞出版 Amazon 相棒 season13 下 (朝日文庫) 作者:輿水泰弘 /脚本,碇 卯人/ノ…

実は「イヤミスの女王」の処女出版作品とは知らなかった 『カンタベリー・テイルズ』読後感

カンタベリー・テイルズ (講談社文庫) 作者:真梨幸子 講談社 Amazon 久々に読んだ「紙」の本。書斎の本棚の最前面に並んでいたのをふと手に取って一気読みした一冊。 著者真梨幸子氏との出会いは『殺人鬼フジコの衝動』を衝動買いして、そのショッキングな内…

支離鬱々日記Vol.206(休職日記43 お題と徒然)

今週のお題「勉強していること、勉強したいこと」 MADISON SQUARE GARDEN ミニボストンショルダー マジソンバック マディソンバッグ レディース 斜めがけ 斜め掛け オシャレ 使いやすい 軽量(NVYE:ネイビー/イエロー) ノーブランド品 Amazon もはや小正月を…

支離鬱々日記Vol.203(休職日記40 お題と肩の痛みと母に対する愚痴)

今週のお題「納豆」 まずはお題から行こう。 一番好きなのは、シンプルに刻みネギと醤油にカラシという食い方だ。一説に400何回だか混ぜると一番旨味が増すそうだが、そこまではかき混ぜずに100回くらい混ぜて食す。幼い頃は、飯ともよく混ぜ合わせて食った…

「前作」の世界観を理解していないと深く読み込めない作品 『蜘蛛の巣の罠』読後感

蜘蛛の巣の罠(上) (扶桑社BOOKSミステリー) 作者:ラーシュ・ケプレル 扶桑社 Amazon 蜘蛛の巣の罠(下) (扶桑社BOOKSミステリー) 作者:ラーシュ・ケプレル 扶桑社 Amazon Kindleの日替わりセール対象になっていたので衝動DLした一作。著者ラー…

殺人者たちの心理にアプローチする意義とは? 『殺人者はいかに誕生したか―「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く―』読後感

殺人者はいかに誕生したか―「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く―(新潮文庫) 作者:長谷川 博一 新潮社 Amazon 私は死刑廃止論を支持している。人道的観点とかなんとかいう高尚な理由からではなく、現行法下で死刑を宣告されるような重罪を犯した犯罪者に…

支離鬱々日記Vol.195(休職日記32 お題とGW前半の徒然)

今週のお題「名作」 まずはお題からいってみよう。 書籍として「名作」に挙げたいのは↓ 銀ちゃんが、ゆく: 蒲田行進曲完結篇 (角川文庫 緑 422-28) 作者:つか こうへい KADOKAWA Amazon 副題にある通り、松坂慶子、風間杜夫、平田満が主演した映画の原作『蒲…

支離鬱々日記Vol.187(休職日記24 徒然・無理やりお題)

今週のお題「納豆」 ここのところ、ライター稼業の方に次々と仕事が舞い込んできたのと、ラグビーワールドカップが佳境を迎えてきたことで、ブログの方にはほとんど手を付けられていなかった。ちょうど一仕事終えて、次の仕事に取り掛かるまでにはちょっとエ…

支離鬱々日記Vol.167(休職日記4とちょっとお題にひっかけ)

今週のお題「マメ」 今週頭、二つの懸案事項に片がついた。 一つは義父の四十九日法要。まあ、これは婿の身としては何もやることがなく、幼い姪っ子ちゃんの面倒を見るという名目で体良く遊びに行っているようなものではあったが。一応、寺の住職が読経して…

今更言われなくてもわかってるよ!って内容の一冊 『今の会社で満足してますか?脱!会社員』読後感

今の会社で満足してますか?脱!会社員 作者:柳まりこ Amazon 話の内容からすると別口のブログ向きなのだが、見出しつけたり、段落区切ったり、番号なしのリストにするのが面倒臭いし、第一、見出しつけるほどの長さの文章でもなかったので、こっちに書くこ…

支離鬱々日記Vol.160(挑戦と挫折の日々)

ここのところ、こちらのはてなブログちゃんの方を可愛がってなかったので、久しぶりにこちらに投稿。 ライターの窓口を広げる活動のお話だから、本当は別口さん向きなんだけど、あっちは、そもそもの目的を考え併せると「敗因」を冷静に分析しないといけない…

結局モノゴトはとことんまでやり続けないと成功しない 『自意識とコメディの日々』読後感

自意識とコメディの日々 作者:オークラ 太田出版 Amazon 一時は自らもお笑い芸人を目指しながら、現在ではコントの原稿やバラエティー番組の構成、果てはドラマの脚本まで書いてしまうという、お笑い界の「黒田官兵衛」のような存在のオークラ氏による、自分…

自分の書きたいことを書くのが第一、でもそこで「飯」が食えないんだったらちょっと考えてみるべき『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』読後感

ブログ飯 個性を収入に変える生き方 作者:染谷 昌利 インプレス Amazon 私は2007年からブログってやつを続けている。元々、読んだ本の内容が頭の中にほとんど残っていないことに衝撃を受けたので、自分のために読んだ本の内容とその感想を記録しておくために…

支離鬱々日記Vol.158(暑さとお題と業務連絡)

好きだった給食のメニューは? スポンサーの要求は一旦無視して、普通の身辺雑事から。暑い暑い暑い暑い暑い暑い〜!! 我が郷里は、今日明日と気温が40℃近くに上昇するという予報が出ている。コロナの発熱よりタチが悪いじゃねーか、この野郎!まだ梅雨も明…

全ての作品を「公式」に当てはめて観ることには疑問を感じはするものの… 『「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方』読後感

キネ旬総研エンタメ叢書 「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方 作者:沼田やすひろ キネマ旬報社 Amazon 私のこの駄ブログは読書、身辺雑事、ラグビーそしてエンターテインメントを四本の柱と位置付けている。なんだかんだで、愚痴を書きまくる…

「ずっとやりたかったこと」に一歩踏み出した今だからこそ読んで良かった一冊 『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』読後感

ずっとやりたかったことを、やりなさい。 作者:ジュリア・キャメロン サンマーク出版 Amazon 繰り返し書いているが、私は郷里への転居を機に、本格的に文筆業の方に舵を切った。とはいえ、会社には籍を置いたままでそっちの方の日々に追われているし、まだ小…

支離鬱々日記Vol.157(毎年の憂鬱とお題と業務連絡)

今週のお題「本棚の中身」 私の奉職する企業では、毎年社員の意識調査なる催しがある。ま、要するに、仕事に満足しているか、コンプライアンス違反が発生していないかどうかを調べるアンケートだ。 この企画自体は悪くない。こうした、意見を述べる場がある…

やりがいは与えられるものではなく自分で作り出すもの 『「やりがいのある仕事」という幻想』読後感

「やりがいのある仕事」という幻想 (朝日新書) 作者:森 博嗣 朝日新聞出版 Amazon 最近にしては珍しく紙の本として買い求めた一冊。確か、メンタルクリニックの受診後に帰りの電車で読む本がないと気づいて本屋で衝動買いした。 メンタルクリニックで現在の…

好きなことを仕事にしたい人への絶好の「ガイド本」 『0点主義 新しい知的生産の技術57』読後感

0点主義 新しい知的生産の技術57 作者:荒俣 宏 講談社 Amazon 博覧強記の博物学者にして、出す本出す本すべてが私にとっては実に興味深いものばかりという、私の理想像の一人荒俣宏氏が、自らの知的生産の技術を紹介した一冊。 「知的生産の技術」と書いたば…

清濁併せ呑む度量を持ち、聖と俗の間での経験も積んできた二人による「文章」をめぐる対談集 『文章修業』読後感

文章修業 作者:勉, 水上,寂聴, 瀬戸内 岩波書店 Amazon 私はつい最近会社がつくづくと嫌になったことを直接のきっかけとして、文筆業に本格的にシフトしていくことを決意した。以前から考えていたことでもあり、また実際にちゃんとギャラの出る(ものすごく…