脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

謎解きの結果ではなく過程を味わうべき記者ど根性物語 『ある行旅死亡人の物語』読後感

 

行旅死亡人とは、身元がハッキリしなかったり、身寄りがなく遺体の引き取り手がなかったりする死人のこと。字面からは、あてもなく彷徨った末に、見知らぬ土地で行き倒れて死んでしまった、なんて人がイメージされるが、遺体の引き取り手がない、という条件に関しては、きちんと家があっても相当する。一人暮らしで身寄りもない老人が、自宅で孤独死していた、なんて場合も行旅死亡人に当たるのだそうだ。

 

著者の一人武田氏は、共同通信の記者で、標題の書の元になった記事を書いた当時は遊軍記者、すなわち、自分でネタを拾って記事にするという役割を担っていたそうだ。ネタ探しの日々の徒然に、連日チェックしていたのが行旅死亡人のリストだったそうで、死亡時の所持金ランキングという、ちょいとこんな個人情報晒していいのかい?という思いもよぎるランキングを見ていて、「主人公」の老女の情報にぶち当たったとのこと。

 

何しろこの老女、死亡時に居住していた部屋の中に3,400万あまりもの現金があったそうなのだ。田舎の有料老人ホームなら15年は入居できるお金である。おまけにこの方の右手の指は全部欠損していたそうだ。確かに文字の情報をちょいと読んだだけでも興味を惹かれる人物像ではある。

 

おまけに調べていくうちに、持ち物の中には北朝鮮の軍のものらしきバッジがあったり、居住していたアパートの部屋の賃貸名義人はすでに亡くなって何年も経った人物だったりと、胡散臭い情報がどんどん出てくる。そこで武田氏は同僚の伊藤氏を誘って本格的な調査・取材に乗り出すのだ。

 

とはいえ、この行旅死亡人にニュースバリューがあるのか否か、まだ不明の段階では社の経費を使って取材させるわけにはいかない、という身も蓋もない、かつ現実問題としてかなりの高い壁にぶち当たる。でもこの二人の記者は自腹を切って、しかも日常の業務の合間を縫って取材を続けるのだ。まさに記者としてのど根性を見せつけられるのだ。私も今後もし取材して記事を書くような身分になったら是非とも見習いたい心意気だ。

 

で、その執念で老女の名前が田中千津子で、その旧姓は広島が出自の沖宗という珍しい名字であることを突き止め、広島に何度も通って、次第次第に田中千津子氏の実像にアプローチしていくのだ。果たして彼女は一体何者なのか?北朝鮮とは本当に関係があるのか?これ以上は是非とも本文をお読みいただきたい。

 

ただし、この書の主題は、謎の人物の正体ではなく、その正体に迫るまでに、記者がどんな活動をし、どんな労苦に苛まれているのかを知るところにある。結果ではなくあくまでも過程を味わうものだということをお含みおきいただきたいと思う。


人間の行動力の根源となるのは好奇心ではあるが、好奇心だけで、ここまで汗をかくことができるのかという重い問いを突きつけられた一冊であった。

 

支離鬱々日記Vol.195(休職日記32 お題とGW前半の徒然)

今週のお題「名作」

 

まずはお題からいってみよう。

書籍として「名作」に挙げたいのは↓

 

副題にある通り、松坂慶子風間杜夫平田満が主演した映画の原作『蒲田行進曲』の完結編だ。銀ちゃんこと倉岡銀四郎を次々と襲う悲劇の数々。これでもかこれでもかの悲劇の連鎖に、読んでいて落涙を禁じ得なかった唯一の本。泣きたい時はこの一冊で必ず泣けるという必殺の内容。ぜひご一読いただきたい。

 

映画では『12人の優しい日本人』。三谷幸喜という脚本家を初めて知った一作。

 

 

陪審員制度がもし日本にあったら、という設定で描かれたこの一作は『12人の怒れる男』のパロディー。「優しい日本人」たちが殺人事件とも過失致死事件とも判断のつかない案件を審理したらどうなるかを描いている。二転三転するストーリー展開と随所に散りばめられた細かなくすぐりが心地よい。

 

ふと思い立って、仕事の環境を変えることにした。外で執筆するために持っていたWindowsPCとKindleFire10を売ることにしたのだ。WindowsPCの方は13インチの大きさで、執筆やネット検索については申し分ないのだが、型が古いのでつくりががっしりとしており、重い。KindleFire10は元々が電子書籍であって、色々と使用方法に制限がある。ネットでの情報を元に、様々にアプリを取り込んだりはしたのだが、クライアントとの連絡に使用するアプリの一つが利用できないこともあり、かつ専用のキーボードをつけると10インチの割には重くなるので利用を断念。

 

で、代わりに買い求めたのがiPad。専用のキーボードとともに買い求め、ただいま仕事に適するようにカスタマイズ中。さすがに軽いし、動作もサクサクだ。高いだけのことはある(笑)。

 

ついでに、WordPressで作成していたブログの方は閉鎖することにし、過去記事はこのブログに移行した。ですます調で書いてある記事が移行したものですので、ご興味のある方は過去ログ検索してみてください。閉鎖の理由は、ブログに割く時間がなかなか取れないことと、GoogleAdSenseの審査が面倒くさくなったから。幸いなことにこのブログも少しづつ、収益が上がってきている状態なので、こっちに一本化したほうが良いという判断もあった。ペンネームによっていろんなトピックスを書き分けようという試みでもあったのだが、まあ、所詮は一人の人間が書いていることなので、どう取り繕っても同じような内容の同じような文体になってしまう。こっちのブログでの執筆数を増やしていくことにします。

 

GW前半には、中学時代のプチ同窓会もあった。世話好きな奴が音頭を取って、集まったのが男子8名女子7名。皆すでに孫がいる年廻りだが、この時ばかりは中学時代に戻って、思い出話に花が咲いた。病気のせいで、あまり気乗りがせず、最後の最後まで参加を迷っていた私だったが、参加してよかったと思う。余計な遺恨を含むやつは来なかったし。

思い出話の中には、過去の自分が、周囲の人間にどう映っていたかを窺い知れるエピソードもあった。一人の女子曰く「理科の実験室で、6人くらいが一つの班になって大きな机の前に座ってた時、ずっと一人で喋ってて、全然止まらなかった」。あはははは、強烈すぎる自己主張。これじゃモテなかったわけだ。一人で1時間喋ってるような奴は、私自身だってひいてしまうわ、まったく。長じてもおそらくこの傾向は変わらなかったはずで、大いに反省。口は一つ、耳は二つ。喋ることの倍聞いてちょうどいい。昔の人の箴言が身にしみた。

 

文筆仕事の方は新しいクライアントが2件増えたが、ラグビー記事のサイトが再び外注停止となってしまい、楽しんで書けるサイトがなくなってしまった。スポーツ系のサイトはもう1件あるので、そちらの方でラグビー記事は継続しようと思う。卓球に関しては選手の紹介記事程度なら良いのだが、まだまだ専門知識は身についていないため、しばらくはお勉強しておくことにする。余計なツッコミ入れられるとストレス溜まるだけだしな、実際。

 

5月も前半から文筆仕事はいくつか入ってるし、最高権力者様の軽自動車も納入されるしで、色々忙しくなりそうだ。会社への復帰なんてことを考えている暇がない。

 

 

 

支離鬱々日記Vol.194(休職日記31 お題と徒然)

今週のお題「お弁当」

私の今の執筆環境にはKindleFireは適していない。ChatWorksをはじめとして、使えないアプリが多すぎる。まあ、iPhoneと連動させて使えばなんとかなるが、そんなことをするんだったらノーパソ持ち歩いて使っている方が手っ取り早い。

超軽量の小型ノーパソ1台買っちゃおうかな。外で執筆するようなことはあまりないから急ぐ話ではないが。もっと文筆でお金を稼げるようになったら検討しよう。

私が検討するってことは限りなく「欲しい、買いたい」に近いってことなんだが。いっそのことiPadとキーボード買ってそれをノーパソ利用しようかな。希望は膨らむが、財布はそこまではふくらんでいない。

いずれにせよ、2台のKindleと2台WindowsPCは整理が必要だ。miniMacは整理の対象外。全部Appleに統一してしまうという考えもちらりと頭の隅をかすめはするが、一応WindowsPCも持ってはおかないといけない。Macしか使えないという環境だと、Windows環境のクライアントに対応できない可能性がある。詳しい人ならその辺の環境の齟齬をうまく解消する手だてを知ってるのかもしれないが、私にはそこまでの知識はないし、勉強するのも億劫だ。文章を書くのと、そのための資料集め、文章に添付するための無料の画像をDLする程度に使うだけなら今の環境のままで十分だし、外で締め切りギリギリになるような仕事は請け負っていない。とはいえ、手っ取り早く環境を整えたいような気もするしなぁ。机のゴチャつきもスッキリさせたいし…。

 

なんてなことを思っていたのは外出先。家に戻って机の上のゴチャつき具合を見てたら、猛烈に断捨離したい気持ちが勃興してきて、新しいの買わなくてもいいからWindowsノーパソ売って机の上を清掃しよう!!って気になったのだが、今Windowsノーパソ打ったら、オンライン面談ができない、ってことに気付いた。OMG!!とはいえ、KIndleFireHD8の方は売ることにしよう。後のことは、しばらく悩んでおくことにする。 

 

お題は「弁当」か。最近弁当は昼には食べない。ほとんど毎日家にいるんだから弁当にする必要はないし、外出時は外食する。ただし弁当そのものは結構食っている。ナゼか?答えは簡単夕食を弁当にする機会が多いのだ。 

現在私の通院やら最高権力者様のご用時等々で平均すると週に1回はお江戸まで出向いているが、その際に、デパ地下や地方物産展でそれなりに豪華な弁当を買い求め、その日の夕食にすることが定番化している。下手な外食よりは高いことも多いが、その分たしかに旨い。 

私のお気に入りは

www.makoto-j.co.jp

の和食弁当だ。焼き魚や煮魚をメインに同店のお総菜がちょこちょこ入った弁当だが、千円以上はする。メインの魚は実に旨い。家の近所には旨い魚を扱う魚屋も旨い魚を出す飯屋もないので、ここの魚を食う機会は実に貴重だ。 

物産展の場合は大抵、有名な牛肉をメインとした弁当になる。牛肉は高い、という単純な理由でなかなか最高権力者様が食卓にお出しにならないのだ(泣)。であるからして、物産展ではどうしてもそっちの方に目が向いてしまい、買い求めることも多い。こちらも旨いんだが、なにしろ高い。なかなか三千円以上もするような弁当には手が出ないが、行列に並んでいると、そういう高い弁当をワンサカ買っていく客も結構いて、貧富の差を思い知らされることも多い。なんで安くはない弁当買って貧乏さを再認識せねばならぬのか?早いとこベストセラーの一冊も出して、三千円の弁当なんぞ屁でもない身分になりたいものだ。 

 

 

 

 

野球にとことんこだわった「働くおじさん」の半生記 『92歳、広岡達朗の正体』読後感

 

 

大好きなプロ野球蘊蓄モノ。本書は常にプロ野球に対して鋭い視線を送り、現役プレーヤーや首脳陣たちを舌鋒鋭く批判し続けている広岡達朗氏の半生を、彼に関わった様々な人々へのインタビューを中心に綴った一冊だ。

 

私が広岡氏に抱くイメージは、ド正論を吐く嫌味なおっさん。言っていることは常に正しいので反論の余地はないのだが、物言いとかキツい言葉選びのせいで、最後には嫌われ者になってしまうという人物像だ。TVのプロ野球中継で、ショートの選手が三遊間を抜けそうな当たりを横っ飛びで捕って素早く一塁に送球し、アウトにしたような場面で、アナウンサーが「⚪︎⚪︎選手のファインプレーが出ました。三遊間抜けそうな当たりでしたが、よく捕ってアウトにしましたね」と実況しようものなら、広岡氏は冷笑しながら「いやプロなら、アウトカウントや投手の投げるコース、球種を考え併せて、予めポジションを変えておき、正面で捌くべきです。あんな当たりを飛びついて捕るなんて恥ずかしいですよ」と返して、その場の空気を凍りつかせる。こんな場面に何度も出会した。直近では侍ジャパンWBC優勝にもグサリと一言。「アメリカが本気を出してMLBの選手を送り込んできたら、日本なんかかないっこない。アメリカが本気を出してこない優勝なんて意味がない。」沸き立った日本の世論に思いっきりの冷や水を浴びせかけた一言だった。

 

誠に以ってご説ごもっとも。広岡氏の現役時代の華麗なるプレーと、監督時代の偉大な業績に裏打ちされたプロ野球論、プロ野球選手論にはどう反論したって勝ち目はない。ただし「その通り だから余計に 腹が立ち」という川柳に読み込まれているのが人情というもの。側で聞いている我々ですら広岡氏の解説には少々腹立たしいものを感じるのだから、現場の人間たちはさぞかしムカっ腹立てているんだろうなという予想は容易にできる。

 

勝つのは難しくない、されど、勝ち続けるのは難しい、とも言う。広岡氏は弱小と言われた球団を強化する特効薬ではあったが、同時に副作用も強い劇薬でもあり、長く用いれば深刻なダメージをもたらす。ゆえにヤクルト、西武では確かな実績を残しながらも短期政権に終わった。

 

広岡氏自身も、短期政権に終わったことについては「もう少し『言葉』をうまく使えていればよかった」と後悔じみたコメントを本書の中で残している。ただ、個々人の技術だけを高めていけばいいってもんじゃないってのは、組織を管理する者にとって、良い反面教師となるだろう。

 

さて、本書は、広岡氏がなぜ現在のような人格を持つに至ったのかについて、幼少期から語りおこし、早稲田大学時代、巨人の現役選手時代、現役引退後の指導者生活と順を追って、各時代の様々なエピソードと関係者のインタビューをもとにアプローチしている。故川上哲治氏との確執、王貞治氏や黒江透修氏といった巨人時代の後輩、水谷新太郎氏、工藤公康氏などの教え子たちからのエピソードはどれをとっても興味深い。最後に関わった球団である千葉ロッテでの人気者ボビー・バレンタイン氏との軋轢では、広岡氏ばかりが悪者とされてしまったが、チームを強くしようという熱意は誰よりも強く持っていたこと、これと見込んだ選手に対しては粘り強く指導をし続けたことなどが明らかにされ、物事は一方向からだけ見ていたのでは真の姿がわからない、という真理を改めて思い起こさせてくれた。

 

そして広岡氏は92歳となった今現在においても、野球への情熱は決して衰えていない。野球を見つめる眼差しは相変わらず厳しいが、それもこれも日本の球界の未来を思うからこそ。体力的な問題で今後現場復帰する意向はないそうだが、生あるかぎり警鐘を鳴ら続けていただきたい方である。

 

 

襲いくる「困難ポルノ」に耐え切ることができるか? 劇場版『TOKYO MER〜走る救急救命室〜』鑑賞記

 

 

話題作の多いTBS日曜9時枠のドラマとして制作・放映され最高視聴率19.5%を獲得した作品の劇場版。事件や事故の現場で救命にあたる、医療チームの活躍を描く。

 

チームの中心は医師喜多見(鈴木亮平)。テロに遭い、重傷を負った両親が自分の目の前で息を引き取ったという経験から「待っているだけじゃ、救えない命がある」という信念を心に刻み、燃え盛る火災の中であろうが、銃を持った犯人が立てこもる建物の中であろうが飛び込んでいって負傷者の救命にあたる人物。ドラマはこの喜多見の無鉄砲とも言える行動に引っ張り回されながらも、その信念に次第に心動かされていくチームのメンバーたちの人間模様を中心に進んでいった。表面上は対立しながらも、最後の最後では喜多見を度々救うことになる、医系技官・音羽賀来賢人)との緊張関係を継続しながらの人間関係をアクセントとし、毎回毎回、ギリギリの救命現場が描かれるこのドラマ、なかなか見応えはあった。

 

で、劇場版。「敵役」の横浜MERのチーフにして音羽の元カノ鴨居友に杏を迎え、いつにも増して東京MERの活動を阻害する要因を増やした作りになっている。以前紹介した『「おもしろい」映画と「つまらない」映画の見分け方』の公式によれば、おもしろい映画とは、

①作品の序盤で小さな試練を乗り越える

②作品の終盤で、絶対に乗り越えることのできない試練に直面し、そしてそれをなんとか乗り切る

この二点の要件を満たしているのだという。思いっきりざっくりとしたまとめでございますけどね。

 

①に関しては、先にも述べた通り横浜MERという救急救命医療チームとの対立が該当する。横浜MERの信条は「危険を冒しては、救えない命がある」というもので、喜多見の信条とは正反対。そして、東京MERの後援者である東京都知事・赤塚(石田ゆり子)と横浜MERの後ろ盾である厚生労働大臣・両国(徳重聡)は政敵同士という見事なまでの対立関係。で、横浜みなとみらいのランドマークタワーで発生した大規模火災の現場で、いつも通りに現場に突入しようとする東京MERを批判した横浜MERはあくまで救出された怪我人たちの救護にあたることを主張し、東京MERへの消防その他の支援までも拒否する。ご丁寧に両国大臣までもが現場に現れて、東京MERの活動を非難するという徹底ぶり。余談だが徳重聡って、なんだかこういうケチな悪役が似合うようになっちゃったな。「第二の石原裕次郎」になるはずだったのにね…。

 

さて、東京MERは、唯一の味方は東京消防局のレスキュー隊という極めて不利な状況の中、ランドマークタワー内への突入を敢行。紹介が前後してしまったが、このランドマーク内の観光客の中には喜多見の妻であり臨月である循環器医師・千晶(仲里依紗)も含まれていた。千晶とは5年前に一度離婚し、なんとか再婚を果たしたものの、喜多見の仕事偏重の生活のせいですれ違いが生じ、別居したという設定になっている。この時点で、アメリカ映画のド定番「ストーリー上の試練克服に伴って破綻しかけた恋愛関係の修復がなされる」という展開になるんだろうな、と予想されてやや興醒めした。何でもかんでもそういう要素を取り込めばいいってもんじゃねーっつーの。とはいえ、この臨月という設定は最後の最後で重要な意味を持つので、頭の片隅には置いておいてほしい。

 

火災は名前も設定されていない放火犯(今野浩喜)によるもの。今野浩喜も、異常な一面を持つ悪役とか、やっていることは悪なんだけども、心の底からの悪人ではない、って脇役にすっかり定着した感がある。画面に出てくると「あ、この人犯人」ってすぐにわかっちゃう人になっちゃったってことでもあるけど。話をストーリーのほうに戻すと、この犯人が無軌道に方々にガソリンを配置しまくったことも大事な伏線だ。

 

突入後はいつもの展開。緊急の治療を要する患者たちが次々と現れ、喜多見たちは息つく暇もないほど患者の対応に追いまくられる。消防隊も危険を感じて十分な消化活動をできないし、エレベーターも使えないという、ものすごくシンドい状況の中、高層階に取り残された観光客たちの救助に向かう東京MERの面々。犯人が方々にしかけたガソリンが次々と爆発し、負傷者がどんどん増える。爆発によって健常者たちもパニックを起こす。今まで元気だった人が突然倒れる。東京MERに合流して負傷者のケアにあたっていた千晶には切迫流産の危険性が生じる…。いやはや、これでもかこれでもかの試練のてんこ盛り。その都度登場する日替わりヒーローならぬ場面変わりヒーロー、なんとか凌いできた喜多見と千晶を襲う最後の大きな試練。果たしてこの試練を喜多見は乗り切れるのか?というところで、ネタバレスレスレでストーリー紹介は終了。結末は是非本編をご覧ください。

 

何しろ題名にも書いた通り、後半はドラマにしたら3〜4本は優に作れるだけの困難が襲いかかる「困難ポルノ」状態だ。これを醒めた目で見られるか、思いっきり感情移入して見られるかで、作品の評価は大きく変わってくると思う。私は制作側の意図を見透かした上で、その手に敢えて乗っかってドキドキ感を味わうことにしたが、悪くないカタルシスを味わえた。元々の作りが、ドキドキ感を散々煽った上で安心感をもたらすことを意図したものだったのだから、その拡大版だと思えばいい。何もやたらめったら悪口書きゃいいってもんでもないってことさ。

 

支離鬱々日記Vol.193(休職日記30 お題と徒然)

今週のお題「練習していること」

 

まずはお題から。

 

練習していることは、漢検TOEIC、歌、SEO検定、そして筋トレ。

 

練習というカテゴライズにはそぐわないかもしれないが、まあ、要するに日々鍛錬していることだ。漢検は2級と準1級、SEO検定に関しては3級に合格することを目標にお勉強中。SEO検定はつい最近、ランサーズでとあるランサーさんの経歴ページを見ていて見つけた資格。意味ある資格か否かについてはさまざま意見があるが、今後ライターとして活動していく上で身につけておいて損のない知識ではあろうと思うので、資格取得を決意。とりあえず↓のテキストを読み進めているところだが、術語が多くてなかなか読み進めにくい。知識取得時の常套手段である、問題集の問題を解きながら知識を身につけるという方法への移行を検討中。

 

 

TOEICについては900点奪取を目標に学習中ではあるのだが、最近はほとんど手がつけられていない。やんなきゃ自責の念が募るだけなので、そろそろ本気で取り組みなおしたい。

 

歌は、力まず声を出すことを練習中。具体的には一人でカラオケに行って、キーを全盛時より4から5つ下げて、そのキーで最高の高音を出すことで喉を振り絞るのではなく、腹から声を出すことを意識している。原キーで歌うと、稲垣潤一一曲だけで喉がぶっつぶれる(笑)。

 

筋トレは、先日パーソナルトレーナーにメニューを作ってもらったのだが、最初から張り切りすぎて負荷をかけすぎてしまい、腰やら脚やらが痛くて仕方ない状態となったので、仕切り直し。まずは軽い負荷で、正しいフォームを身につけることに目標を切り替えた。こいつに関しては、やればやっただけ着実に効果が現れることがわかっているので、実践あるのみ。今日も夕刻から実施予定。

 

さて、田舎に引っ込むと、絶対の必需品となるのが自動車。今までは1台でなんとかしてきたが、実母義母共に免許を返上し、いろんな用事に付き合わさせられる機会が増えたし、夫婦二人でスケジュールが異なることも多くなりそうなので、車を一台増やすことにした。現在使用している車が、来年で10年目を迎えるので買い換えるのに加え、最高権力者様用の軽自動車を1台買い足すことにしたのだ。昨今の原材料費、人件費の高騰、多種多様なオプション購入もあって、軽とはいえ値が張り、現在使用中のコンパクトカーよりも高くなってしまった。最初の見積もりから、交渉によって最終的にどのくらいの値になったかを書き綴ると、どこかの漢字もろくに書けないような中古車屋の経営者とその取り巻き連中から心無い中傷を受ける可能性があるので(笑)、詳らかにはしないが何しろ、車は高い。これから困窮生活に陥る可能性だってあるというのに物要りだよ、全く。

 

支離鬱々日記Vol.192(休職日記29 徒然・無理やりお題)

今週のお題「卒業したいもの」

 

本日は最高権力者様のご用事のお供で新潟訪問中。最高権力者様が用事を済ませる間に、新潟市内のカフェでキーボードを叩いている。最近、ありがたいことに、文筆仕事が結構増えて、なかなかブログにまで手が回らない状態が続いていた。一つ原稿を終わらせると、すぐに次の原稿に取り掛からなければならないような状態では、いかにモノを書くことが苦痛ではなくても、疲れが溜まる。ネタがないわけではないのだが、気力が続かないのだ。

 

一昨日も、誠にありがたいことに、1社採用してくれる企業が出た。指示が非常に細かい案件で、果たしてその指示に的確に応えられているのか甚だ不安ではあったのだが、なんとか採用にこぎつけた。なんだかんだ言っても日々の積み重ねは裏切らない。ランサーズの方の案件には裏切られてばっかりだが(苦笑)。

 

最近、フェイスブックのメッセージにいきなりコメントを送りつけてきて、何度かやり取りをした後、LINEのIDを知らせるから友達登録しろという要求を突き付けてくる輩が増えてきた。私の中では、Lineはあくまで顔を知っている人間とのコミュニケーションツールだという位置づけだ。したがって、SNS上のつながり程度では、簡単にIDなんぞ教えねーよ、というい意味で「Lineはやってません」と返すと、途端に通信が途切れる。いかにも怪しい。こういう誘いに簡単に乗ってしまうお人よしってのもまだまだ世間には多いんだろうな。フェイスブックにメッセージ送りつけてくる奴はこのブログなんぞ読んじゃいないだろうが、宣言しておく。実際に会ったこともないような人とLineでつながるようなことは一切ないので、勝手に送り付けてこないでくれ。そんなメッセージ読むだけで時間の無駄なんだから。

 

怪しいと言えば、私の母親の居住する自治体から還付金が給付されるという通知が届いた。なかなかの金額の還付金なので魅力的ではあったが、給付金を振り込むために口座番号等がしっかりわかるキャッシュカードの写しや、代理人として申請する私のマイナンバーカードの写しなどを添付する必要があった。何しろ、ウチの母親はオレオレ詐欺に二度も引っかかっているし、還付金の払い込みに個人情報が必要だなんて誘導は、一番典型的な詐欺の手口だ。猜疑心の塊と化した私は、母親の確定申告に行ったついでに、対応に当たってくれた税務課の職員さんに本当にこんな制度があるのかどうか聞いてみた。果たして、今回の一件は本当だった。というわけで、安心して手続きに入る。母親を連れだしていく食事のグレードが2ランクぐらいは上がる、ちょっとした臨時収入にはなった。

 

さて、最後にお題について。

 

卒業したいことはズバリ、「現在の状態」だ。

 

会社の仕事に関しては一切やる気が起きないので、もう職場復帰したくないというのが本音なのだが、さりとて、まだ文筆1本で食っていくには到底おカネが足りない。でも会社には戻りたくない…。仮に戻ってもすぐにイヤになって、もう一度今の生活に逆戻りすることは目に見えている。

 

こんな心理状況が続き、ずっと膠着状態に陥っている。文字通り身動きが取れない状態で、フィジカル的にもメンタル的にも悪い状態なのだ。この状態をなんとか打破するため、先日はジムでトレーニングメニューを作ってもらい、週に3回はジムに行くことを自らに義務付けたのだが、最初にちょっと頑張りすぎたようで、かなりの腰痛を発症し、しばらくは家でセコセコと有酸素運動をするのみ。文筆仕事の方も、高額の仕事が増えたとはいえ、まだ「副業」レベルの収入でしかない。

 

フィジカル的にもメンタル的にも、そして収入的にも努力を続けていくしかないというのはわかっているが、ゴールが見えない中での活動というのは思ったよりもシンドいことだ。今は文筆の方では目一杯手を広げる、フィジカル面では軽いウエイトから徐々に慣らしていくことを心がけて、とにかく行動し続けるしかない。