プロ野球
ミスタードラゴンズの失敗 作者:江本 孟紀 扶桑社 Amazon プロ野球界における「暴露系」の草分けとして名高い江本孟紀氏による、中日ドラゴンズ低迷の原因の解説本。面白おかしい暴露記事的な内幕モノではなく、至極真っ当に失敗の原因を解説しており、一々…
だから、野球は難しい (扶桑社新書) 作者:橋上 秀樹 扶桑社 Amazon 今年からイースタンリーグに参戦したオイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブの監督を勤めているのが標題の書の著者橋上秀樹氏。橋上氏は1983年に捕手としてドラフト3位でヤ…
最後の名将論 (SB新書 650) 作者:広岡達朗 SBクリエイティブ Amazon 選手、指導者として堂々たる実績を持ち、野に下ってからは鋭い論点でズバリと球界に物申してきた広岡氏の直言集とでもいうべき一冊。氏のプロ野球人としての原点となった巨人軍に対する厳…
92歳、広岡達朗の正体 作者:松永 多佳倫 扶桑社 Amazon 大好きなプロ野球蘊蓄モノ。本書は常にプロ野球に対して鋭い視線を送り、現役プレーヤーや首脳陣たちを舌鋒鋭く批判し続けている広岡達朗氏の半生を、彼に関わった様々な人々へのインタビューを中心に…
起死回生―逆転プロ野球人生―(新潮新書) 作者:中溝康隆 新潮社 Amazon 私の好きなプロ野球蘊蓄モノ。 FA制度や現役ドラフトの導入、さらには人気、実力を兼ね備えた選手が続々とMLBに出ていってしまうドライな昨今においては、トレードに関してのネガティブ…
今週のお題「書いてよかった2023」 毎年この時期恒例のこの企画。例年ならそれこそ12/30とか大みそかとかに書くのだが、今年は少し早めに書いてしまおうと思う。ありがたいことに、年末年始に向け、いろいろと文筆の仕事が入ってきそうだからだ。改めて振り…
山本由伸 常識を変える投球術(新潮新書) 作者:中島大輔 新潮社 Amazon 2021、22シーズンの勤続疲労か?あるいはWBCの影響が残っているのか?今シーズン開幕後の調子はイマイチだが、現時点でのNPBでは最高の投手と言って良いのが山本由伸投手。 バファロー…
巨人論 (SB新書) 作者:江川 卓 SBクリエイティブ Amazon 入団時の騒動で「江川通れば道理が引っ込む」とまで言われた、江川卓氏による「巨人軍論」。自身の現役時代の投球術から、巨人軍のレジェンド、同時代の選手たちについての様々なエピソード紹介、そし…
特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 毎年恒例のネタ行ってみたいと思います。ついでにちょっとお題にも引っかかってますな。 第10位 サッカー日本代表W杯予選で強豪撃破 のっけからのパブリックネタ、ご容赦の程を。私は偏向したラグビーファ…
イップス 魔病を乗り越えたアスリートたち (角川新書) 作者:澤宮 優 KADOKAWA Amazon 私は、プロないしはその道のトップレベルで活躍できるほどのアスリートになった経験はない。したがって、この本に書いているような、極度の緊張を強いられる場面なんぞに…
超一流 プロ野球選手の珍記録: これぞ伝説‼ 名プレーヤー達の勲章‼ (Kotobuki出版) 作者:峰岸 琢磨 Kotobuki出版 Amazon ある日のKindle unlimitedにリストアップされていたので、ヒョイっと衝動DLした一冊。 内容はまあ、やたらと長い題名の通り。1回に2回…
オリックスはなぜ優勝できたのか~苦闘と変革の25年~ (光文社新書) 作者:喜瀬 雅則 光文社 Amazon 2021年シーズンは両リーグともに一昨年の最下位チームが優勝するという「奇妙な」結果となった。シーズン前は、マスコミはこぞってパはソフトバンク、セは巨…
自分の中では「年末に必ずやらねばならぬこと」となっているその年の私的な10大ニュースの列記と、その年を表す漢字一文字の選定企画、今年も実施したいと思う。 10位 巨人シーズン3連覇ならず 前半はそれなりに調子が良かったが、野手陣には怪我人が相次ぎ…
巨人がどん底だ。 この時期に来て10連敗。打線が低調で点が取れない時期が長かったが、打線の状態が上向き始めたら今度は投手陣が踏ん張れない。俗にいう「歯車が噛み合わない」状態だ。 一体いつから歯車が狂い始めたのだろうか。素人の私見だが、9/5の阪神…
名投手 - 江夏が選ぶ伝説の21人 - (ワニブックスPLUS新書) 作者:江夏 豊 ワニブックス Amazon 先日紹介した『強打者』と同じ出版社から、おそらく同じ編集者の企画として出版されたであろう一冊。江夏豊氏がプロ入りする前に「凄い」と思った投手から、実際…
現役引退―プロ野球名選手「最後の1年」―(新潮新書) 作者:中溝康隆 新潮社 Amazon アスリートの引き際は難しい。 つい最近、オリンピックのボクシングで女子初の金メダルに輝いた入江聖奈選手が、即引退を発表して話題になったが、余力を残したまま、惜しま…
強打者 (ワニブックスPLUS新書) 作者:江夏 豊 ワニブックス Amazon 引退後に、ちょっとミソをつけてしまったものの、先発、リリーフ両方で大活躍し「優勝請負人」とまで言われた、現役時代の実績はピカイチの江夏豊氏による「強打者」紹介の一冊。江夏氏が実…
news.yahoo.co.jp 正直、この一件には驚いた。選手に「紳士たれ」を求める巨人にとっては、金髪髭ヅラで金のアクセサリーをチャラチャラさせてる中田は最も忌み嫌うべき外見を備えた存在。なおかつ、直前に同僚選手への暴行事件ですったもんだして、無期限の…
今週のお題「575」 私の部署の難関私大スポーツ入学の腐り脳筋弱り毛根野郎が自らの英語学習のやる気のなさの原因を私に転嫁しようとしてきたのにブチギレて、その後一切のコミュニケーションを断絶し、TV会議の場でさえ、そのバカが発言する際はあからさま…
ドラフト最下位 作者:村瀬 秀信 KADOKAWA Amazon 著者村瀬氏は、現在のDeNA横浜ベイスターズという球団が大洋ホエールズと名乗っていた時代からの熱烈ファンで、この球団の歴史を丹念に辿ったルポルタージュ『4522敗の記憶 ホエールズ&ベイスターズ涙の球団…
巨人軍解体新書 (光文社新書) 作者:ゴジキ(@godziki_55) 発売日: 2021/03/16 メディア: 新書 web上で巨人軍に関する様々な投稿をしているうちに、その文章が編集者の目にとまり、一冊の本にまとまって出版されたという、今の私にとって最も羨ましい形で世に…
ドラガイ 作者:田崎 健太 発売日: 2019/05/15 メディア: Kindle版 田崎健太氏によるドラフトの指名順位に関連づけてプロ入り後の活躍・挫折を描いたルポルタージュシリーズの第二作目。私はこのシリーズを第一作『ドライチ』、第三作『ドラヨン』そして標題…
ドラヨン なぜドラフト4位はプロで活躍するのか? 作者:田崎健太 発売日: 2019/10/16 メディア: 単行本 ドラフトに焦点を当てた田崎健太氏のルポシリーズ。私が読んだのは2冊目なのだが、このシリーズは氏にとっての3作目で、この作の前には『ドライチ』(既…
ドライチ 作者:田崎 健太 発売日: 2019/05/15 メディア: Kindle版 コロナ禍下ではあるが、今春はほぼ例年通りの日程でペナントレースの幕が開いた。9回打ち切りやら外国人の登録やら、細かい特別ルールはあるにせよ、日常の夕刻時の「定番」が戻ってきたのは…
先日受診した人間ドックの結果が返ってきた。概ね良好だったのだが、一つだけ要検査項目があった。糖尿病の疑いありだというのだ。 心当たりはありまくりだ。外出もままならなかったゆえ、ここ一年ばかり、ジムや外でまとまったトレーニングをする機会は皆無…
呪われたプロ野球 (マイウェイムック) 作者:プロ野球真相解明委員会 発売日: 2019/06/17 メディア: ムック Kindle Unlimited入りしていなければ読んでいなかったであろう本シリーズその6は、オワコン視されながらも、根強く日本人の娯楽の一つになり続けてい…
毎年この時期になると投稿する定番ネタ。今年は初めてはてなブログ上で展開してみたい。「私的」と銘打ってはいるが、公的なお話もちょいちょい入るのでその辺はご了承をお願いします。では早速カウントダウン方式で。 10位 職場にマッスルバカ出現 自分のや…
左眼の痛みと充血が一向に解消しない。 いつもの眼医者に行ってもおそらく、「眼球が傷ついてますね。お薬出しておきます」で終わってしまうと思ったので、今回は別の医者に行ってみた。 で、診断の結果は「強膜炎」。なんでも、結膜よりは一段階深い位置に…
巨人が3連敗で文字通り後がなくなった。 何しろ負け方が悪すぎる。元々が先行逃げ切り型の「チーム体質」だ。個々の試合もそうだし、シーズン全体の流れとしても、序盤に圧倒的な大差をつけて、その差を守り切って勝利というパターンが巨人の「型」なのだが…
野球消滅 (新潮新書) 作者:中島 大輔 発売日: 2019/08/08 メディア: 新書 今シーズンは、久々にプロ野球中継を数多く観た。在宅勤務を終えて、一風呂浴びてビール片手にテレビの前に座ると、ちょうどTV中継が始まる、という一連の流れが日々のルーティーンと…