歴史
フランス 26の街の物語 (光文社新書 1318) 作者:池上 英洋 光文社 Amazon 個人的には、いつの間にか始まり、いつの間にか終わっていたという印象だけが残ったパリオリンピック。もっともこれは私の個人的な事情による。すなわちオリンピックがちょうど佳境…
世界史の中のヤバい女たち (新潮新書) 作者:黒澤 はゆま 新潮社 Amazon こんな本買ってたっけ?と思いながらKindleのライブラリーから引っ張り出した一冊。題名の通り、世界の歴史の中で「戦う女」として名を馳せた人物10名を紹介している。 恥を忍んで告白…
日本の歴史人物高座 フムフムなるほど人間がわかる (PHP文庫) 作者:桂文珍 PHP研究所 Amazon 大御所として関西の落語界にデンと腰を据えている桂文珍師匠。その師匠が落語のみならず、さまざまなタレント活動を行い、メディアへの露出量が最大であった頃合い…
身もフタもない日本文学史 (PHP新書) 作者:清水 義範 PHP研究所 Amazon 清水義範氏の教養シリーズ。 清水氏の「得意技」の一つはパロディー。何か元となる作品があって、それを踏まえて面白さを引き出す手法だ。ということは当然その「元となる作品」につい…
室町無頼(上下)合本版(新潮文庫) 作者:垣根涼介 新潮社 Amazon 書店の店頭で、「著者サイン本」とあったのを衝動買いした一冊。 題名からして、織田信長あたりを主人公にした小説ではないかと、勝手に想像して読み始めたらさにあらず。 主人公は才蔵とい…
戦国鬼譚 惨<文庫版> (コルク) 作者:伊東潤 コルク Amazon 人呼んで剛腕歴史小説家の伊東潤氏が、武田家滅亡までの日々を描いた連作小説集。 「始祖」武田信玄の死後を襲った武田家盟主の四郎勝頼は、最後は親族にまで裏切られて、取り巻き数十人という惨…
戦国の古戦場を歩く(祥伝社新書232) 祥伝社 Amazon 井沢元彦氏監修による、戦国時代の有名合戦地のガイド本。 織田信長が今川義元を討ち取ったことで一気に戦国の雄にのし上がった「桶狭間の戦い」、武田家が織田軍の最新戦法、鉄砲の三段打ちで壊滅状態に…
疫病の日本史 (宝島社新書) 作者:本郷 和人,井沢 元彦 宝島社 Amazon コロナ禍も3年目。もはや「コロナ対策を講じた上での生活」が日常に「定着」し、「コロナ前」の日常がどんなものであったのかが朧げになってしまった感がある。 それでも我が日本は世界各…
家康謀殺 (角川文庫) 作者:伊東 潤 KADOKAWA Amazon いわゆる戦国大名たちの争いを生々しい筆致で描くことの多い伊東潤氏による、織田信長の台頭から豊臣家が滅びた大坂冬の陣までの期間の、さまざまな立場の人物の姿を描いた短編集。いずれの物語の主人公も…
天皇とは何か (宝島社新書) 作者:井沢 元彦,島田 裕巳 宝島社 Amazon 独特の「井沢史観」で知られる小説家、井沢元彦氏と伝統的な宗教から新興宗教まで幅広く研究し、さまざまな形で言及している宗教学者島田裕巳氏との対談をまとめた一冊。題名の通り、「天…
戦国武将の選択 (産経セレクト) 作者:本郷和人 産経新聞出版 Amazon 各種のメディアに登場することも多い、著名な歴史学者本郷和人氏が、自身の研究のど真ん中である中世を取り上げた一冊。 学校でのお勉強の中の一科目として、知識の暗記ばかりを求められが…
イタリア「色悪党」列伝 カエサルからムッソリーニまで (文春新書) 作者:ファブリツィオ・グラッセッリ 文藝春秋 Amazon 女性に対しては口説くのが「礼儀」とされている国、イタリア。この国の歴史を形作ってきた錚々たる面々の「業績」を集めたのが標題の一…
千年世紀末の大予言 (角川ホラー文庫) 作者:桐生 操 KADOKAWA Amazon 欧州の歴史を描くことをメインテーマにしている桐生操氏が、ノストラダムスをはじめとする、予言者たちの言動を集めた一冊。桐生氏の著作は、いわゆる「下ネタ」エピソードを集めたものが…
黄金の日本史(新潮新書) 作者:加藤廣 新潮社 Amazon 今を去ること約40年前、井上ひさし氏の超大作『吉里吉里人』が上梓され大ベストセラーになった。東北の一寒村が日本からの独立を宣言したことによって巻き起こる騒動を描いたもので、出版年の日本SF大賞…