私の日課の一つは、Kindleの書籍検索で「ラグビー」と入力し、出版日時順でソートをかけて、新刊本を探すことだ。「人気ランキング」でソートしたりすると、そのスジの方々に人気がありそうなマッチョな男性の写真集などが上位に来てしまって、検索に多大なノイズが入るからだ。で、目についた本は基本的に全部買う。標題の一冊もその検索の日々の中で発見したもの。まあ、大体知っていることが書かれてるんだろうなという予想も立ったのだが、Kindle UnlimitedにラインアップされていたこともあってDL。一気に読んでしまった。
この一冊は元々おそらく英語で書かれていたであろう文を、あまり程度の良くない翻訳ソフトで日本語に変換したものだろう。そこかしこに不自然な文書が見られたし、日本じゃ使わない漢字も多々使われていた。まあ、Unlimitedなら仕方ねーか、と納得はできる程度だったが。
内容的には、7割方はすでに知っている内容。ラグビーの起源から、ルールの変遷、ラグビー王国ニュージーランドのレジェンドなどなどの紹介といったトピックスだ。ジャパンが2015年に起こした「ブライトンの奇跡」についても、ラグビー史の中で最も衝撃的な出来事の一つだったと紹介されていた。
一方で知らなかったこととしては、各国の名選手たちの大怪我の経験や女子ラグビーの歴史、女子ラグビーのレジェンド選手たちについてのトピックスだ。まあ、これもちょっとした事情通ならば知っている情報だったかもしれないが。
今後、ラグビーに関する文章を書いていこうとしている身にとってはそこそこためになる内容の一冊だったし、初心者の方々がラグビーの知識を少し頭の中に入れようとするためには悪くない一冊だったとは思う。