脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

マンネリ化を避けるためにいろいろ努力してるってのは伝わってきたけどね… 『座頭市鉄火旅』鑑賞記

座頭市鉄火旅 [DVD] 勝新太郎 Amazon USB-HDDに録り溜めしておいた作品のラインナップを眺めていた時に、ふと目についた一作。そのまま一気に観切ってしまった。 今作は26作ある「座頭市シリーズ」の15作目。放浪を続ける座頭の市が、たまたまたどり着いた足…

結局最後はミスの少ない方が勝つ 2022-23ラグビー観戦記1(早大vs慶大 TV観戦)

news.yahoo.co.jp 11月23日というのは晴れの特異日だという。永遠のライバル校である両校の対戦は、晴れの確率が高い日にしようということで、毎年この日に行われることになったのだが、今年は珍しく雨中の対決となった。 前半は、慶大がこの雨をうまく利用…

事前予想は見事に外れたものの…、読み応え十分な時代小説 『室町無頼』読後感

室町無頼(上下)合本版(新潮文庫) 作者:垣根涼介 新潮社 Amazon 書店の店頭で、「著者サイン本」とあったのを衝動買いした一冊。 題名からして、織田信長あたりを主人公にした小説ではないかと、勝手に想像して読み始めたらさにあらず。 主人公は才蔵とい…

イマドキはちょっとはやらないかもしれない男臭いハードボイルド 『約束』読後感

約束 (幻冬舎文庫) 作者:北方 謙三 幻冬舎 Amazon 北方謙三氏が世に知られたのは、いわゆるハードボイルド小説だ。学生運動のバリケードの中では純文学を書いていたそうだが、商業的に成功せず、酒にもタバコにも、女にも喧嘩にも強いおっさんたちを描き始め…

「うくく」なエッセイの数々 『耳そぎ饅頭』読後感

耳そぎ饅頭 (講談社文庫) 作者:町田康 講談社 Amazon ここ数週、心身ともに非常に調子が悪い。 齢55と巷ではアラカンなどと呼び慣わされる年代に達し、日々の疲労の蓄積が抜けなくなったことも原因の一つであろうが、心ときめくような出来事がないからという…