脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

2021年私的10大ニュース+漢字一文字

自分の中では「年末に必ずやらねばならぬこと」となっているその年の私的な10大ニュースの列記と、その年を表す漢字一文字の選定企画、今年も実施したいと思う。

 

10位 巨人シーズン3連覇ならず

前半はそれなりに調子が良かったが、野手陣には怪我人が相次ぎ、投手陣は夏頃の「マシンガン継投」による中継ぎ陣の酷使でシーズンの最終盤に来て長い連敗を喫し、大失速と言って良い状態でシーズン負け越しの3位。新外国人が悉くハズレ、FAの梶谷はケガ続き、井納は最大の話題がシーズン前の間抜けなケガという体たらく。挙句の果てに、さまざまな批判を呼びながら、起爆剤として獲得した「問題児」中田翔は問題にもならない成績で終わり、単にメンバーの心をかき乱しただけに終わった。CSファーストステージではタイガース相手に二連勝したが、ヤクルトには全く歯が立たないままに終わった。救いは岡本の2年連続の二冠王獲得と、ビエイラの守護神定着だけというシーズンだった。来シーズンは「期待値」通り働く選手が一人でも多く現れて欲しいものだ。

 

9位 今年は丸一年トレーニングも実戦もなし
私自身のラグビーのお話である。所属しているおじさんチームは例年より頻度は落ちるものの、試合も練習も行っていたのだが、私自身は到底ラグビーなんぞできるようなフィジカル状態ではなかったので、試合はおろか練習にも一度も参加しない幽霊部員状態だった。何しろ、ジムでのトレーニングすら一度も実施できていない状態だったのだ。暇もなかったが、気力もなかった。この状態では満足なパフォーマンスなどおぼつかないし、怪我の危険性だけが高いと判断した上で、完全なブランクの年としてしまった。この歳になるとこのブランクは深刻な衰えにつながるものと覚悟せざるを得ないが、まだプレーを諦めたわけではない。来年はまず基礎的なトレーニングを地道に続けることから再出発したいと思う。なお、トップレベルの試合のスタジアムでの観戦もここ2年ほどしていない。

8位自転車購入
郷里移住したら即買い求めるはずだったが、諸事情で延び延びになり、ようやく先週購入。久しぶりに帰ってきた郷里の地を、高校生の時代の視線に戻ってみてみたいという希望があったのと、トレーニングの一環になるという判断もした上での購入だった。大手のチェーン店の店舗で「とにかく耐荷重の高いもの」とリクエストして店の方に選んでもらった一品である。値段もそれなりにした。世間の風潮にも配慮して、しっかりと保険にも加入し、ヘルメットも(後日にはなったが)買い求めた。購入直後、自転車店から家まで7kmほどの距離を早速走ってみた。歩いたり、車を運転している分には気にならない程度であるものの、舗道であっても思いの外ゴツゴツしているものだということを実感した。自転車のタイヤはほんの細かなゴツゴツまで拾って尻に伝えてくれるのだ。おかげで尻がかなり痛んだ。また、自転車から降りた瞬間に脚全体からガクッと力が抜けてしまいよろけてしまったことにも苦笑させられた。衰えたよなぁ…。

7位一つ仕事が増え一つ減った
ものすごく面倒な仕事が一つ増え、大して負担ではなかった業務が一つ減った。単純に差引すると、会社の仕事にかかわずらう時間は確実に増えたし、そのことによって引き起こされるストレスの量は激増した。

新しく増えた仕事は、大して手間が生じないから、という理由で割り振られたのだが、引き継いだ瞬間に、ここ数年では1番と言って良いトラブルがあり、会社のシステムが変わるという大事も降りかかってきた。で、この仕事、やること自体は大して難しくはないのだが、何しろ、調整対象となる部署やら人やらが恐ろしく多い。したがって一つコトを進めるだけでも「返事待ち」の時間が多々生じる。しかもようやく確認が取れたと思ったら、実はそもそも与えられていた情報が間違っていた、などという状況が何度も生じた。今年の11月、12月はほとんどこの仕事に費やされたし、そこで生じたストレスで、久しぶりにオーバードーズ気味に精神安定剤を服用するような羽目にも陥った。そして来年もこのゴタゴタが続くことは目に見えている。持ち越したくはないが、持ち越すことが確実な、くだらないストレスが待ち受けていると考えているだけで、また精神安定剤に手が伸びそうだ…。

 

6位東京オリンピック開催

日本選手団は非常に頑張ってくれて、史上最多のメダルを獲得した。このことに勇気づけられた人は少なからずいるだろうから、国威発揚、民意高揚、愛国心発動、コロナ禍下のストレスの解消に関しては一定の効果があったと思う。

しかしながら、ほぼ全ての競技が無観客で開催されたことで、入場料収入をはじめとする経済効果はほぼなかったと考えて良いレベルに終わってしまった。現在のオリンピックは、アスリートの祭典であるというキレイゴト以上に、巨大な祭りを演出して膨大な人を集め、集まった人々から金を吸い取るという仕掛けだ。東京だって、それこそ莫大な経済効果が見込めたからこそ誘致に必死になったのだが、ものの見事に肩透かしを食らった格好になった。仕掛け人である広告会社が被った損失に関してはザマアミロ的な気持ちがないわけではないが、せっかくの仕掛けの上で踊るに踊れなかった人々の落胆ぶりにはご同情申し上げる。
国の見栄とかメンツとかだけで無理やり開催された今回の五輪に関しては、金銭の収支計算をしっかりやるのはもちろんのこと、例えば2024年に延期する手立てはなかったのか?という観点から国際的な交渉力を検証し直すなどして、しっかりと「次」への遺産としてほしい。ハコモノだけがレガシーではない。

 

5位TOEICの自己最高点を更新
ようやく私的な話題っぽくなってきた(笑)。6月のTOEICで835点獲得。8月も805点と私としてはここ数年破ることのできなかった「800点の壁」を2回もクリアすることができた。今年、ことさらに努力したという自覚はないが、この2回(いずれもオンライン受験)に先立った2回の「紙」の試験受験への準備が結果的に役に立ったということだろうと思う。いずれにせよ、しっかりと受験に際して勉強すればそれなりの結果がもたらされるという事実が証明された嬉しい出来事だった。「周りが頑張っている姿を見ることで自分も努力しようという意欲が湧く」などと抜かしていた腐り脳筋弱り毛根バカはこの私の姿を見て何を感じ取っただろうか?おそらくは会社から義務付けられていた受験すらなんだかんだと理由をつけて受験しなかったに違いない。バカはいつまで経ってもどこまで行ってもバカのままだ。そのまま一生バカ続けてろ!

 

4位本格的な糖尿病の治療を受ける
どうもあの腐り脳筋弱り毛根バカのことを思い出すと怒りばかりが込み上げてきてしまうので、冷静になって、次の話題に移ろう(笑)。
昨年からのコロナ禍でトレーニングを含め運動する機会は減るわ、そもそも外出が憚られる状況で在宅勤務が基本になったのはいいのだが、副作用として座りっぱなしになるわ、酒量は増えるわ、つまみはバカ喰いするわで、非常に良くない太り方をした。体重そのものはそんなに増えはしなかったのだが、明らかに筋肉量が落ちて脂肪が増えたのだ。結果として人間ドックの際に糖尿病の疑いが濃厚であることを指摘され、旧住所の近くの大学病院で再検査してもらったところ、見事に糖尿病の初期段階であると診断されてしまった。というわけで、食餌療法の指導を受けた。とは言っても特に難しいことではなく、カロリーそのものの総摂取量を減らすこと、中でも糖質の摂取を意識して減らすことを実践しただけだ。ほぼ毎日嗜んでいた晩酌も週1回から2回程度に減らし、歩く量も増やした。効果は覿面に現れ、体重も落ちたし、各種数値もほぼ正常値に戻った。母の認知症同様、これも状況が上向くものではなく、悪化の坂をいかになだらかなものにするかの勝負となるので、今後も継続して気をつけていくことが肝要だ。とはいうものの、ここ数ヶ月の忙しさによる運動不足とストレスで、ややリバウンド気味なのが気にかかっている。せっかく自転車も買ったことだし、さほど遠くない(=自転車で行ける)距離のジムも見つけたことだし、そろそろ本格的にトレーニングを再開しようと思う。

3位自粛生活続く

つい最近またオミクロンとかいう新しい株が出現し、日本でもじわじわと感染者が増えてきていて第六波なんてな状態が到来しそうな雰囲気だが、なんだかんだで「無制限の自由」を謳歌できる日々からはもう2年も遠ざかっている。焼き鳥屋で生ビール飲み干して腹を満たし、カラオケボックスで声を枯らすまで歌を歌い、最後にショットバーに行って痛む喉にシングルモルトの一杯も染み込ませる、なんて飲み方ができる状況の1日も早い復活を望む。やっぱり定期的にこうした息抜きの時間は必要だ。ここのところの仕事でストレスを感じるたびに、こまめに解消していくことの重要性を感じる。心身ともに疲れが溜まったまま1日をスタートさせたのではパフォーマンスなど向上するわけはないのだ。会社の仕事なんかどうでもいいが(笑)、自分で「仕事」にしたい文筆活動にまで支障をきたしてしまっては大ごとである。

 

2位姪っ子ちゃん成長の日々

コロナ禍の真っ最中に生を受けた姪っ子ちゃん、いろんな制約がある生活の中でもすくすくと育ち、今年は初節句から満一歳の誕生日を経て、保育園にも通い出した。歩く足取りもしっかりとしてきたし、笑顔も泣き顔もとにかく可愛い。来年は早くも数えで考えての七五三となる。着物をプレゼントしてあげようか?それともちょっとしたオシャレ着でも贈ろうか?あるいは知育玩具でもいいな、とかバカ叔父バカ叔母夫妻はとにかく猫可愛がりしたくてしょうがない。とりあえず、正月には会えるからまずお年玉をあげよう。バカ叔母ちゃんは、牛乳アレルギーを持つ姪っ子ちゃんのためにココナッツミルクを使ったバナナパンを月に二度は作ってあげようと張り切っているし、バカ叔父ちゃんは家族の他の人間には誰もできないであろう力技(高い高い、とか空中平行移動とか)を飽きるまでやってあげようとか手ぐすね引いて待ってるよ。少なくとも今年話題になったののかちゃんよりは可愛いぞ、絶対に(笑)。

 

1位新居に引っ越し
この駄ブログをお読みいただいている皆様にとっては「またか」の話題だが、まあ今年はこれが1番大きな出来事であったことは間違いない。母の衰えもあるし、テレワークをめぐる世間的なハードルの低下で、会社から離れた場所に住むことが一種のブームになったことに当家もちゃっかりと乗っかって、通勤には二時間半かかるという、郷里の中でも有数のど田舎に移住。これほどの大移動は『欽どこ』で、見栄晴やわらべが幼児から高校生という設定に変更になるに際し、どことは特定されない田舎に引っ越して以来のことだ。

新しい家は、長年の念願であった書斎を持てたこともあり、近所にいい食品が買えるマーケットもあり、思いの外快適だ。引っ越しに際し、持っているモノをあらためて見直し、不要なものをなるべく捨てたことにより、気に入ったモノ、本当に必要なモノだけに囲まれた環境にもなった。

通勤時間の長さだけは流石に堪えるが、週に一度のことだと割り切ればなんとか我慢できる。まだお家が恋しいので、たまにお江戸まで行くと気分転換になる、などという心境にはなれていない。
晦日の今日になってつくづく感じたことだが、10月に引っ越しの準備に入って以来、私は「休んで」いなかった。「休日」は確かにあったのだが、家の中の整理や、新しい家具の据え付けなどの「仕事」をこなしていたため、たとえば一日中ラグビーの試合を観る、とか映画を観るとか、とりあえず寝っ転がって1日自堕落に過ごす、などという日がなかったのだ。そりゃ疲れるわ。いかに家の中のことをこなすのは半分は楽しみであったとしても。ようやくホッと一息ついた気分ではあるが、今日は今日で当家の最高権力者様からは洗車や粗大ゴミ捨てなどの用事を言いつけられており、本当の「休み」は年越し蕎麦を食う時までお預けになることだろう。

最後に今年の漢字一文字は「再」である。「再」び郷里に戻ったことが最大の出来事でもあるし、厳密には「再」びではないが、人生で何度目かの大きな転機に際し人生について深く考えてみる機会となった。ラガーマンとして復活するための「再起」を考え続ける(実践していないところが悲しい…)日々でもあった。毎度の結びだが、来年はいい年にしたいなぁ。