脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記117(身辺雑事)

8月も末である。首相はご自身の大いなる希望を込めて、会見で「あかりが見え始めている」とのたもうたが、1日の新規感染者が2万人を超え、緊急事態宣言の発出対象地域が増え続ける現状の、どこにあかりがあるのか?世界全体を見回してみても、まだ完全にコロナを制圧した国は存在しないのだ。一時的に効果のあった施策ですら立ち遅れている日本の指導者が考えている「あかり」ってのは一体どんなものを指すのだろうか?どうやら、有力な対抗馬が出現しなさそうな自民党の総裁選挙くらいのオハナシでしかなさそうだ。

 

6月末に願書を提出した、郷里の自治体役所の採用試験だが、書類選考で落とされてしまった。やっぱり、字が汚かったのがよくなかったか?とか、実際のところ実務としてアピールできることは少ないしな…、なんてな言い訳はいくつか頭に浮かんだが、一番大きな感情は「悔しさ」だ。郷里にいた高校生までの時代の私は紛れもなく「受験エリート」だったのに…。その郷里に思わぬ掌返しを食い、自分の経歴まで否定された気がして、結構な落ち込みを感じたのが次の感情の波。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」にしとけばよかったのか?まあ、そうはいかない事情が生じたから、戻ることにはしたのだが。

 

いずれにせよ、一つの決定は下されてしまったので、今後のことはまた一から考え直さないといいけなくなった。少し前に、奉職する会社で「転身支援セミナー」なんぞという催しがあり、その際は郷里の役所に入ることを「既定路線」として考えていたので、半ば聞き流していた各種の方策を真剣に考え直し、試してみたいと思う。まあ、週に1、2度の出社がいい刺激になって現職での勤務が苦にならなくなるという効果も考えられなくもない。ただ、怖いのは、遠隔地への転勤である。サラリーマンには常にその可能性がつきまとうし、家を建てると程なくして遠隔地への転勤が決まるというのはそこらによく転がっている話だ。そうなったら、今度こそ本気で転身を考える必要性が出てくる。準備しておくに越したことはない。

 

さて、くだんの不合格通知が来たのが今週の火曜。そうなるとその夜はやけ酒でもかっくらって、好きなもん食いまくって、という憂さ晴らしをしたいところではあったのだが…。この夜ばかりはそうはいかなかった。翌日に糖尿病の再検査を控えていたからだ。仕方がないので、ノンアルコールビールを飲んで、魚肉ソーセージを齧り、早々に就寝した。気持ちが落ち込んで、しかも酒もカラオケもダメとなれば寝るしかない。

水曜日。血液と尿の検査の結果は概ね良好。ほぼ糖尿病の心配はないという数値にまで落ち着いた。このままの食生活と適度の運動で減量を心がけていけばいいそうだ。肉を少々減らして魚をメインにすることだけが、注意らしい注意。通っている医者の手違いでメトホルミンという糖尿病の薬が1ヶ月処方されていなかったにしては、悪くない数値だったが、メトホルミンは改めて「再開」。薬無しでもそこそこの結果は出てたんだから、薬を使えばもっと良くなるはずではある。

というわけでその日の夕食は久しぶりにまずビールを飲んで、その後ハイボールに移行。つまみもこちらも久しぶりにメンチカツにして、ささやかに憂さ晴らしをした。酔っ払って腹が膨れたところで、ナイターを観ながら寝落ち。ちょうど目が覚めたところで岡本の勝ち越しツーランのシーンに出くわし、ビエイラの少々ヒヤリとしたセーブまでを見届けることができた。さあ、翌日からは今の仕事をバリバリやるぞー、なんて気にだけは絶対にならない(笑)が、ヒラリーマンの日常としては上々の1日の終わりだった。