脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記Vol.149(お題そのもの)

今週のお題「引っ越し」

 

今年もはや3月。春は出会いと別れの季節であり、新生活スタートの季節でもある。お題はなかなかタイムリーなところを突いてきたようだ。

 

さて、当家は昨年10月に、現時点では終の住処とする予定の現住所に、それまで10数年を過ごした、都内某所より引っ越してきた。

 

引っ越しに際して感じたのは、何しろモノが多かったこと。そしてそこから派生した事態として、収納家具の類が無駄に多かったことである。

 

このブログでも何回か書いたが、今の住居には衣類収納としてウォークインクローゼットを、書籍類の収納としては、私の書斎に大型の本棚を作りつけたことによって、旧居で使っていた収納家具の類はほとんど必要なくなった。いくつかのリサイクルショップに声をかけてみたが、売れるどころか、廃棄に金がかかる始末。さらに粗大ゴミも限度ギリギリの3回に分けて、旧居の自治体の収集センターに持ち込んだし、新居の自治体のそれにも1回持ち込んだ。服や雑貨、書籍などを無計画に買い込んだせいで、片付け切らなくなり、とりあえず突っ込んでおくために大小様々な収納家具を買い込んだ結果として、金だけでなく引っ越しの準備に1ヶ月、引っ越し後の整理整頓にもほぼ2ヶ月と時間の方もかなりかかった。

 

持ち物は本当に必要なものだけに絞り込んで、なるべく収納用品を買い込まないように心がけるべき、という教訓は得た。世には断捨離の精神や方法を説く書籍が多数出回り、また、極力モノを持たないように生活する「ミニマリスト」などという人物たちも出現してきているが、彼らほどの極端に走る必要はないにせよ、今後転居の可能性がある家庭は、できるだけ身軽にしておくことを推奨する。子供のいる家庭は、子供用品やら思い出の品々などで、どうしても持ち物が多くなるが、無計画に収納家具を買うのだけはやめておいた方が良い。買うにも捨てるにもカネがかかるし、持って移動するにもまたカネがかかる。

 

なるべくなら作り付けの家具のある住居を探すべきだし、またレンタル家具を用いることも選択肢の一つに加えるべきだと思う。電化製品も然り。現代のように、ちょっと年月を経るとすぐに新しい、いいモノが出てきてしまうご時世では、とりあえずは借りておく方が変に気忙しくなくて良いような気がする。高級な家具、でかいTVなどは、終の住処とする場所が決まってから買い求めても十分に間に合うし、適正な大きさのモノを選択できるはずだ。

 

何しろモノはできるだけ絞り込み、いざ買うと決めたら良いモノを買うべきだ。「安物買いの銭失い」などという言葉があるが、2〜3年もすれば捨ててしまうような収納家具などはまさに「銭失い」の典型である。当家も先に述べた通り、今回の引っ越しで大量にそのテの家具を廃棄処分にし、その分、ソファやベッドなどは購入価格は高いが、長持ちするであろうモノを買い求めた。あとはそのモノたちに見合ったメンテナンスを心がけて、良い状態を維持していくだけだ。

 

当家は余程の大きな出来事がない限り、現住所が終の住処なので、今までよりは多少モノを増やしてもそれを移動させる手間はないのだが、油断するとすぐにどうでもいいモノが増殖してしまうので、本当に必要なものを、本当に必要な時に買い求めるという姿勢だけは持ち続けていきたいと思う。特に私はラグビー用品と本に関しては「買うことが楽しい」という状態を長く続けてきてしまったため、欲しいとなるとすぐに買い求めてしまう悪癖がある。レプリカラグビージャージなんざ、残りの人生全てかけても「消費」し切らないほどのストックがあるし、本も10年くらいは1冊も買わなくても不自由しないほどの積読山がある。新しいものを求める前に、まず身の回りのモノを使うことを考えたいが、たまにお江戸に行くと、ついついロンドンスポーツとかNZラグビーオンラインとかに足が向いてしまう。この悪癖を退治するにはまだ少々時間がかかりそうだ。