脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

珍記録の前に珍妙な文章をなんとかしてほしい 『超一流 プロ野球選手の珍記録:これぞ伝説‼︎名プレーヤー達の勲章‼︎』読後

 

 

ある日のKindle unlimitedにリストアップされていたので、ヒョイっと衝動DLした一冊。

 

内容はまあ、やたらと長い題名の通り。1回に2回併殺打が記録されたことやら、無本塁打打数の最長記録、投球数1球でセーブを記録した例など。まあ、多少なりともプロ野球ファンがいる飲み会なんぞでは重宝する話のネタ本としてはそれなりにまとまっていた一冊だったように思う。

 

ところで、この本を読んでいてまず感じてしまったのが、誤字脱字、送り仮名など、日本語の初歩の初歩の間違いだらけだったこと。この類の本に限らず、誤字や脱字があると、その本に掲載されている情報は著しく信憑性が低下する。少なくとも私は「こういう」を「こうゆう」などと書く著者の書物は信用しない。若者の変な物言いを正確に反映させるための珍妙な言葉遣いを意図しているのならともかく、この本は正確な記録を記し、その記録の珍奇さをアピールするのが目的のはずだ。

 

著者なのか編集者なのかは知らんが、とにかく内容以前に日本語の知識なさすぎ、って印象しか残らなかった。

 

私もタッチミスや変換ミスなどはよくやらかすので他人様のことをとやかく言えたものではないのだが、それにしてもひどい日本語が並んでいた。いやしくも金を取って読ませるモノなのだから、最低限正しい仮名くらいは使っていてほしい。

 

ま、内容云々より自戒の念を強く持たせてくれたことが一番の効用だったという一冊だった。