脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記99(たまにはお題で書いてみよう+糖尿病その後)

今週のお題「やる気が出ない」

 

ここのところ、私の日常の大半を占めるのはこの「やる気が出ない」という情動だ。少なくとも会社の仕事に関してはやることはあるのだが、締め切りギリギリになるまで本当にやる気が起きない。今までの経験則から、締め切りギリギリにやった仕事は、どうしてもやっつけになってしまうのでミスが多発することはわかっているのに、である。ずっと焦ったような、追い詰められたような気持ちでい続けることは、わかりやすいストレスの元凶だし、やった後の爽快感というか解放感も覚えてはいるのだが、それでも出ない時は出ない。困ったものだ。そして私にはまた、こういう時に対処する方法として、具体的に紹介できる方法もない。ひたすら締め切りギリギリになるまで追い込んで、「やらざるを得ない」という状態を作り出すしかないのだ。

 

原因はわかっている。会社の仕事に全く興味が持てないからだ。私のやりたい仕事、やるべき(と自分自身が考えている)仕事は今の業務にはないし、今後も希望する仕事ができるような部署に移動することはほぼ不可能。何か自分のやりたいことに役立つスキルを見つけてそのスキルを磨くためのエクササイズだと思って仕事しろ、というような論調のエッセイやら、ビジネス本やらはたくさんあるし、実際に読んでみたりもしたが、どうしても絶望感が先に立ってしまう。従って、コソコソと会社の仕事をサボっては駄文を書きつける毎日なのだが…。

文章を書くことに関しては、内容や出来栄えはともかく、少なくとも苦痛は感じない。自分自身の中から出てくる考えなり感情なりを言葉で表現するという行為は、自分にとっては快感の分野に属するものなのだろう。ただし、会社の仕事にまつわるストレスの強さが、文章を書く心地よさを上回ってしまうことも多々あるから、寝食を忘れてしまえるほどの好きなことではないらしい(苦笑)。

さて、会社にいるときはただぼーっとしている訳にもいかなかったので、その時に無理やりやる気を喚起するためにしていた小細工だけはいくつかあるので書いておくことにする。

 

1.事の大小を考えず、まず何かをやりだしてしまう。

どんな雑用でもいいから、とにかく動く。いらない書類をシュレッダーにかけに行くだけでもいいし、有象無象からきたメールの整理でもいい。とにかく脳に変にネガティブなことを考える隙を与えないために、目の前のことをどんどんやり続ける。いきなり脳をフル回転させようとしても、脳の方で、フル回転させたときのストレスを覚えてしまっていて、拒否されるだけなので、騙し騙し少しづつ回転数を上げていくための錯覚テクニックだ。

2.業務の単位ではなく作業の単位までブレイクダウンして紙に書き出し、それをチェックしていく。

これも一種の錯覚発生テクニック。例えば「昨年の売り上げの資料を作る」というミッションを与えられた場合は、「データベースにアクセスしてローデータを取る」、「製品毎、地方毎、月毎にまとめる」、「まとめた内容をグラフ化する」、「グラフ化の前にどのようなグラフならわかりやすいか、過去の資料や、他社のプレゼン資料などを参照する」という具合にできるだけ、具体的な行動にまでブレイクダウンしてしまうということ。やる気が出ないことの一因はやるべきことの全体像が想像できないことにより、霧の中を手探りで歩くような状態だと認識してしまって、混乱を生じるからだということが言われている。従って、わかりやすく目印を辿るような方法が有効だ。このブレイクダウンにより、課題の問題点そのものに対して、整理ができるという副産物もある。

 

3.今の状態を文章化してみる
課題を整理するという作業とも似ているが、それ以前の状態として、自分の心の中がどうなっているのかを書き出してみる。メモ書きでもいいし、パソコン上に打ち出してもいい。一体自分が何に迷っているのかを認識できればその迷いへの具体的な対処方法をリサーチすることができる。私の場合は、後々駄文のネタにすることもある。仕事に全く関係ないことに考えの方向が脱線することもあるので、サボりにつながることも多いが(苦笑)。

 

ちなみに今現在もこの駄文を書いていることで、少し仕事に関してのやる気も出てきたような気はする。ウォーミングアップ効果はあったのだから、完全なサボりではなかったと強弁しておく(笑)。

 

閑話休題

 

人間ドックの結果から再検査を命じられて1ヶ月半。受診した医師の指導に従い、食事量の削減、適度な運動を心がけた結果、再検査時より2.2kgほど体重が減り、血液の各種データも正常値近くにまで改善したとの診断を受けた。

「体重の減分をきっちりコンマ一桁まで言う方はしっかりとした意思で取り組んでいる証拠です。なぜなら、ホンの少しの差であってもこだわることで、何か一つでも自分を褒めたいと言う意識があるからです」とは担当医の言。相変わらずユニークな方である。
GW突入後からは休日には必ず5kmくらいは歩くようになったし、平日もなるべくウォーキングはするようにしている。酒も週に2回せいぜいハイボール二杯程度に抑えたし、その際のツマミは魚肉ソーセージかナッツにした。晩飯は抜くか、食べてもサラダとメインディッシュだけで炭水化物は全く摂らないようにした。端的に言えば摂取カロリーを減らして消費するカロリーを増やすという、ダイエットの王道を実行しただけだ。たまには酒も多めに飲んだり、甘い物を食ったりもしたが、その場合は、翌日の食事を減らすとか、運動を多めにするとかして、帳尻合わせをした。今のところは順調に節制が進んでいる。

ただし、短期的に節制をするのはさほど難しくないが、節制を「し続ける」ことは至難の技だ。減量後いわゆるリバウンドを起こす人が過半数だという事実が物語っている。私の場合、会社の仕事に関するストレスが高いので、時にその解消のために暴飲暴食をやらかすことがあるので、そうしたストレスを生じさせないためにもなるべく早く現状からの脱却を図らなければならない。とりあえず、今のところ減量に関しての「やる気」だけは持続しているようなので、このやる気が継続しているうちに、新しい生活への努力も始めたいと思う。