脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記Vol.185(休職日記22 無理やりお題で書いてみる)

特別お題「わたしがブログを書く理由

 

私がブログを書き始めた理由は二つあった。

 

まず第一は読書の記録を残しておくこと。何度も書いている通り、、私は読書が趣味の活字中毒者で、毎日、本を開かずにはおれない日々を送っている。年間だいたい少なく見積もっても100冊以上は読んでいる。

しかし、読書に関しては重大な問題を抱えている。読んだ本の内容がほとんど頭の中に残っていないのだ。30代前半くらいまでは、読んだ本全てとは言わないまでも、「あ、これは覚えておくべきだ」とか「洒落た表現だな」というフレーズは大抵覚えておくことができた。しかしながら、40をちょっと過ぎたあたりからほとんど覚えておくことができなくなった。というわけで、40歳を過ぎてからブログを始めた。大体のあらすじを書き、その内容について自分が思ったこと、考えたことを書き綴るというのが主な内容だった。今でも一番多く書いているのはこの内容である。

 

しかし、最近では私の脳の機能の衰えが激しく、読んだらすぐに書いてしまわないと、内容を完全に忘れてしまう。また、一応、本の内容全てを紹介してしまう、いわゆる「ネタバレ」だけはせずに、一番オイシイ所については言及しないようにして読みどころを紹介することを旨としていたのだが、最近過去の記事を読み返すと、その一番オイシイ所が思い出せなくなったりしているのだ。読んだ本の内容を記録しておく、というブログ開始時の目的は現在のところ全く果たせてない状況になってしまった。とはいえ、ネタバレ文章を撒き散らかすのは本意ではないので、今までのスタイルは変えないまま、「読書ノート」を作っておくことにした。どんなノートなのかはこちらを参照いただきたい。ブログとして残すのとは別に、自分だけのデータベースを作っておくという行為、なかなか楽しい。改めて要点を見返すことにもなるので、うろ覚えのままのいい加減な情報を書いてしまう恐れもなくなった。

 

第二の理由は、時事ネタに対して、自分なりの意見を書いてみたかったということ。私がブログを始めたのはexciteだったのだが、初期のexciteはサイトで取り上げたニュースに関してはボタンひとつで当該のニュースへのリンクが自動的に貼られたブログの執筆ページにジャンプするという機能がついていたのだ。

 

で、ニュースに関するブログをチラ見してみたら、ネトウヨを筆頭とする変な人間どもが、嫌韓論やら話題になった有名人への読むに耐えない罵詈雑言を書き連ねているクソのようなブログがわんさかと湧いている状態だった。こんなレベルの、およそ文章などとは言えない文字の羅列がブログでございと大手を振ってネット上を闊歩しているのであれば、私が真面目に書いた文章も心ある人には読んでいただけるのではないかと考えたのである。最初は罵詈雑言っ書き殴ってるバカどもから総攻撃くらったらどうしよう、豆腐のメンタルの持ち主である私は一気にメンタルやられちゃって電波が一切届かない山奥にでも隠遁するしかないのではないか、などと考えもしたが、今のところそんなこともなく、一時はコラムサイトに定期的に取り上げられるという成果も得たりした。

 

そんなこんなで約16年、ほぼ毎日何かしらの駄文を書き連ねる日々が続いている。ブログの一番の効用は、毎日何かしらでも書き続けるという習慣ができたことだと思う。元々文章を書くのは嫌いではなかったが、日記のように自分一人しか読者がいない状況下では16年も続くことはなかっただろうと思う。そして、毎日書き続けた結果、文筆業で身を立てるという決意を持つに至ったし、現在その決意実現に向け一歩一歩いい方向に向かいつつある。

 

これからも文章修行のため、そして時には素直な心情を吐露してうさばらしするため、ブログは続けていきたいと思う。