脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記Vol.146(三連休の最後の夜に襲われている憂鬱さを無理矢理にお題に結びつけてみる)

今週のお題「復活してほしいもの」

 

結論から先に言ってしまおう。私が復活させたいのは「うつを患う前の自分」だ。

 

体力も少なくとも今よりはあったし、「本当の自分はこんなもんじゃない」という自信もあった。この自信には全く根拠がなかったが、少なくとも自分に自信があると「思い込める」だけの精神的エネルギーはあったように思う。

 

肉体的にも精神的にもエネルギーがあった時代に、もっと挑戦しておくべきだったことは多々あった。挑戦に成功していればもちろんのこと、仮に失敗したとしても、立ち直りは早かったと思うし、再チャレンジへの意欲もすぐに湧いてきただろうと思う。

 

今はもうダメ。「うつ」というある種の免罪符を手に入れてしまったことで、なんでもかんでも「うつ」のせいにして逃げてしまう悪癖がついてしまった。会社の仕事なんか、体よく逃げるに越したことはないが、自らの理想像へ向かう努力についても放棄することが習慣化してしまったような気がする。さらに言えば、イソップ童話のキツネとブドウのお話よろしく、どうせ失敗するのだからと、最初から行動を起こさないことも増えてしまったような気がする。

 

今日の状態でいえば、読書ネタの一つをちょっと書きかけたのに、結局はブログに投稿せずに終わらせてしまおうとしていること。それなりに書きたいことはあったのだが、なんだかスラスラと文章が浮かんでこないので、さっさと諦めてしまった。こういうことの積み重ねが、小説として形にしようとしている10年来のネタの完結を妨げてしまっているのだ。で、書けないことを「うつ」のせいにしてしまっている。そして根本原因である「うつ」に辿り着く前に「今週は仕事が忙しかった」だの「ここでうつが悪化して休職にでもなったら仕事がたちいかない」だのと十重二十重に言い訳を構築してしまっている。誰あろう、私自身への言い訳だ。

 

ここ数ヶ月は少し忙しさの質が違ったので仕方がない、と、今日までは自分自身への言い訳を許しておくことにする。そうでもしないと明朝のやりたくもない会社の仕事への憂鬱さがまた増大してしまう、とさらに言い訳の上塗りまでしてみる。落ち込むときは徹底的に落ち込んだ方が回復が早いそうだから、徹底的に言い訳して、現状の自分を肯定するというトドメまで刺してしまおう。

 

こういう時に、根拠がなくても自信を持てれば、気持ちに勢いってやつが生まれるはずなんだが…。こちらも根拠はないが、今夜これから睡眠を摂れば、明朝には精神的なエネルギーが復活しているはずだと信じて、ついでに会社の仕事も書きかけの文章も全てうまくいく、と明るい気持ちを、気負ってプレッシャーにならないように知らんぷりしながら持っておくことにする。薬が効くことも期待しておこう(笑)。

 

「うつ」に「完治」はなく「寛解(一時的に快方に向かうこと)」という状態が生じることがあるだけだというのがうつに関しての定説だそうだ。全く厄介な病を抱え込んでしまったものだが、罹患してしまった以上は折り合いをつけていくしかない。せめて自分の好きなことくらいは楽しめる精神状態だけはキープしておきたいものだ。