脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記Vol.147(お題にモロ乗っかり)

今週のお題「冬のスポーツ」

 

私にとって冬のスポーツと言えばラグビーしかない。

 

私の青春時代は1980年代。バブルの真っ最中でもあり、早明戦が最も華やかなりし頃でもあった。成人式の後に国立競技場で行われる日本選手権に晴れ着のまま向かって観戦する、なんてのが風物詩でもあった。

 

12月の第1日曜と決まっている関東大学ラグビー対抗戦早明戦、その後に続く全国大学ラグビー選手権、年末から1/7まで行われる全国高校ラグビー選手権、そして1/15に大学王者と、社会人の王者がぶつかり合う日本選手権と、とにかく冬といえばラグビー一色。日本選手権の後の2月一杯くらいは選手もファンも虚脱感に苛まれ、腑抜けた休養の日々を過ごしたはずだ。

 

まあ、夏場の暑い時期になんぞ「普通」の場所で試合をしたら死人が続出するようなハードなスポーツなので、冬にやるのが正解。寒風が吹き荒ぶスタンドで、暖かい飲み物で手を温めながら、アツくなって声援を送るというシチュエーションは趣深いモノだったし、スクラムの度に、ぶつかり合う選手から立ち上る湯気なんぞは、生観戦の醍醐味でもあった。

 

近年は、大学と社会人の実力差が開きすぎたことと、観衆の観やすさへの配慮、他国のリーグ戦に参加する選手の増加などに伴い、12月から翌年1月半ばまでをピークとするスケジュールは完全に崩れ、3月くらいまで「シーズン」が継続されるようになった。長い間、ラグビー観戦が楽しめるのはありがたいが、少しばかり間延びしてしまった感も否めない。観る方は誠に勝手な理屈ばかりを並べ立てるものだが、近々であると噂される神宮外苑地域の再開発とそれに伴う秩父宮ラグビー場の改修に際しては、より快適な観戦環境になるよう努めていただきたいものだ。シーズン終盤になるとボロボロになってしまう芝生の問題もあるし、もっと「ラグビー場」が増えても良い。まあ、「リーグワン」を発足させて、独立の興行組織を立ち上げたのだから、そこで得られた収益はラグビー界の発展に還元していただきたいものだ。そのために観衆増が必要だというのなら、私はいつでも生観戦しに行きますよ。昨年までと違って、かなり時間もカネも必要になりますけどね。

 

私にとっての冬のスポーツとしてはもう一つ。最早「何をおいても」という存在ではなくなったが、スキーが挙げられる。

 

中学生時代の3年間、毎年の春休みに万座温泉の4泊5日のスキー教室に参加したこともあって、華麗とは言い難いが、初歩のウエーデルンくらいまでは出来る。また、1980年代はスキーが流行した時期でもあった。就職した後に最初に配属されたのが仙台だったこともあって、1月から3月までは毎週末蔵王に通ったものだ。

 

その後、東京に転勤となってからはスキー場に行くまでにカネも時間もかかることもあって、めっきりスキーに接する時間が減った。最後にスキー場に行ったのはおそらく30年前。

 

20年前に東北の中でも雪深い地域に転勤となったが、その際はスキーをしようなどという気は全く起こらない状態になっていた。理由は簡単。脚、特にふくらはぎが太くなりすぎていて、合うサイズのスキー靴が見つからなかったためである。今更スノボに転向できるほど器用ではないし、何より、スノボは斜面に対して完全に背を向ける瞬間があるという恐怖感(おそらくは単なる先入観に過ぎないだろうが…)があり、やはり食指が動かなかった。

 

今更、新しいウインタースポーツに手を出そうとは思わないが、さほどカラダに負担がかからないという一点だけでカーリングには少々興味がある。おりしも、本日は女子のカーリング勝戦だ。一度崖っぷちまで追い詰められた「ロコ・ソラーレ」の皆さんの第逆転劇を是非とも観たいものである。