脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記67

二人の親戚から立て続けに母親の不調を知らされてから二週間。昨日は脳外科に行って、母親の今の状況を確認してきた。

 

医師によると、認知症の入り口にいる状態だとのことだ。幸いな事に、処方薬をきちんと飲んでいれば、当面、簡単には症状が進むことはないそうだ。一安心ではある。ただし、今後劇的に症状が改善することはほとんどないそうでもあるので、田舎への移住も視野に、生活を根本的に考え直さなければならないという問題は残った。コロナ禍がいつまで続くのかはわからないが、週に何度か出社すればよしとされている現在の勤務状況なら、田舎に移住するというのは十分にあり得る選択肢ではある。なんなら、田舎にこじんまりとした新しい家を建てて、などというオハナシも出てきた。やや不謹慎かもしれないが、新しい家ができるのなら、それはそれで少し楽しみなお話でもある。

 

母親の診察後、最高権力者様の実家によって、2ヶ月ぶりに姪っ子にあってきた。姪っ子は現在ちょうど生後7ヶ月で、外界の刺激に対して、様々な反応を見せるようになってきた。俗にいう「可愛い盛り」ってやつだ。

 

姪っ子にとって、我々はまだ「知らない存在」で近づいたり、抱っこしたりすると緊張はするようだが、その緊張がいい刺激となって、昨日は少々興奮したらしく、実にいろんな表情を見せてくれたし、あばれまわったと言って良いほど、いろんな行動も見せてくれた。合間合間に父母に対して見せる笑顔も素敵に可愛かった。そういう笑顔を親戚筋である我々には見せてくれないのは少々残念だが…。私が抱っこしてもぐずりもせず、機嫌よく手足を動かしていた。こういう、暖かさ、表情の愛らしさ、行動のぎこちなさを日々感じることこそが親としての喜びなのだろう。養育の義務のない我々は、たまに行ってその上澄をお裾分けしてもらうのが関の山だ。気楽でいいが、寂しくもある。ただ、2時間足らず、姪っ子を「鑑賞」しただけで、帰宅後の疲れがひどかったのも事実だ。親って立場も楽じゃない。もっとも、昨日の場合は、大きめの仕事が一段落ついたり、母親の件が当面緊急性なく済んでほっとした、という要素も多分にあるんだがね。

 

10月後半から昨日の最終戦に至るまで、我が巨人軍の調子がピリッとしない。昨日は先発の菅野は5回まで1安打無失点と完璧といって良いピッチングを見せたが、中継ぎ、抑えの投手陣が総崩れといって良い状態で、結局4-5のサヨナラ負け。シリーズに向けての最終実戦はイヤな形で幕を閉じた。ソフトバンクの強力打線は、一旦火をつけてしまうと、大爆発を起こす可能性を常に秘めた強力打線であり、菅野以外は計算がたたない現状の投手陣はいかにも不安だ。中川が間に合うかどうかというのも一つの焦点だが、仮に間に合ったとしても、故障明けの選手に望みを託すしかない、というのは心細い限りだ。もちろん期待はしてるんだけどね…。

 

巨人といえば、岡本が本塁打、打点の二冠王に輝いた。変則的なシーズンで、数字的には過去のお歴々と比較すると少々寂しいのだが、タイトルを手にした、という事実は大きい。来年以降のさらなる飛躍を期待したいし、また飛躍してもらわないと、連覇はおぼつかない。彼の場合は、不調の期間を短縮化することが一番の課題だろう。打率が.280を切っているというのはいかにも物足りない。これを.300まで持っていくことができれば、本塁打も40本の大台が見えてくるし、打点も120超えが望めるだろう。元々、外角の難しい球をうまくライト前に持っていくだけの器用さを持ち合わせているのだから、もう一皮むければ三冠王だって十分に射程距離内だ。「巨人の四番は日本の四番」という王•長嶋時代の「常識」を是非再現していただきたいものだ。