ただいま、私、絶賛休職中でございます。
現在会社から与えられている業務、特に昨年から新しく加わった業務に対して嫌悪感を感じていたことが遠因です。そしてそのためか、帯状疱疹を発症しました。その帯状疱疹が完治するのを待たず、母が「オレオレ詐欺」(しかも二度目。初回とほぼ同じ手口)に遭ってしまったショックが直接の決め手となって、休職を申請し、受理されました。
標題の書は、本当にどうしようもなくなってから休むのではなく、ある程度精神的なエネルギーに余裕がある時点で、休職を申請し、休職期間中に自分の来し方行く末を改めて一度見直して、その後のQOLの向上につなげようと主張しています。
この考え方、私は諸手を挙げて賛成します。
へとへとになって何も考えられない状態で休職に突入したら、とりあえず、「普通」の状態に戻ることが一番の目的になってしまいます。休職をするほど追い詰められたということは、休職前の状況が何かしら異常だったということ。その異常な状態を突き詰めて考えて原因を解消しない限り、復帰したってまた同じように不調に陥るだけです。
ということもあって、都合4回目となる今回の休職取得に際しては、限界の2歩くらい手前で踏み切りました。とはいえ、休職突入直後には義父が逝去したし、実母も急遽施設入りすることが決まったりして、その二つの手続きやらショックやらで休職前よりよほど忙しい、という状態が出来し、それこそ限界ギリギリまで追い詰められはしましたが…。
私が奉職している会社は、世間水準からすると、それなりに懐が深い会社であるようで、大した事情聴取もされずに、あっさりと休職を認めてくれましたが、簡単に休職を認めてくれなかったり、退職を迫られる会社もあることでしょう。そうした場合は社外の労働組合に訴えるべきだとのアドバイスもありました。こういう具体的なアドバイスも役に立つのではないかと思います。
とにかく一番重要なのは自分自身のQOLです。一生で体験する最も大きな出来事が連続して起こってしまい、休みもへったくれもない状態で、一週間ほどろくにモノを考える余裕もありませんでしたが、ボチボチ本格的に自分の今後を考え直してみようと思います。何しろ、時間はたっぷりありますし、ストレスフルな仕事からは当面逃げていられますから。次に「社会復帰」する際には、どんな方向に進むにせよ、自分自身で選び取った道を力強く歩んでいきたいと思います。