脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

「note」のみならず日頃の知的活動の全てにワクワクしてしまった一冊 『フォロワー2万人noterの 楽しく続けて読まれて売れる noteの書き方・収益化攻略ガイド【完全版】: noteの壁を超える! “読まれる・売れる・ファン化する”note文章術を完全マスター』読後感

 

数年前、私がFacebookで運営しているグループにある人物から入会申請が来て、その方のタイムラインを覗いてみたら、そのグループのテーマに沿った投稿が一つもなかったので一度入会をお断りしたことがある。その際にその方からDMで、入会できなかった理由を問われたので「TLに一つもテーマに関する投稿がなかったからです」と回答したところ「『note』では積極的に投稿しています」と返事が来た。で、その時にちょいと「note」というプラットフォームが気にはなったのだが、ちょっと長い文章が書けるFacebookの機能の一つだろうくらいに考えて、そのままにしておいた。

 

で、最近、新しいクラウドソーシングのサイトに登録して仕事探しをしていたところ「note」の執筆という募集があり、そのクライアントは自分で運営している「note」のurlを履歴と共に送ることを応募の条件としていた。

 

この二つの素因と誘因によって、私のnoteへの興味が掻き立てられた。noteを活用して情報発信しているクライアントがいるのなら、その知識を身につけておけば仕事探しの足しになるかもしれないというスケベ心丸出しの好奇心だ。

 

こういう時の私の情報収集の常套手段はKindleの検索欄に該当するキーワードを打ち込んで、なるべくならUnlimitedにラインアップされている本を読むというものなので、早速その法則に従って見つけたのが標題の書。ものすごく長い前書きになってしまったが、そんなわけでさっそく読んでみた。

 

基本的な知識、使い方から、収益化に至るまでのノウハウ、さらには文章にするネタの拾い方に至るまで、平易な文章ながら要点を押さえた筆致で書かれていた。そのとっつきやすさ、読みやすさは流石にフォロワー20万人超の方だけある。まるっきりの権威主義で申し訳ないが(笑)。

 

内容に関しては私がここでくどくど説明するより、読んでいただいた方が100倍早いし、わかりやすいと思うので、興味がある方は是非とも本文に当たっていただきたい。

 

さて、私の最大の疑問は「ブログとnoteって何が違うの?」というもの。どっちも文章主体のプラットフォームだし、表現に取り入れられる画像や動画などにも違いは感じられない。ブログになくてnoteにあるメリットって一体何?と思いながら読み進んでいたら、発見しましたよ、大事な違いを。

 

noteの方は有料記事という形で、読んだ方から直接お金をいただくことができる仕組みになっているのだ。

 

・書きたい分野の記事の単価が安く、文筆業だけでは到底生活費を稼げない。

・さりとて、SEO対策だとかなんとかで使う用語やら字数が制限されるような文筆活動は窮屈で仕方なく、ストレスも溜まる(とはいえ、会社の仕事よりはずっとマシ 笑)。

・自分の思い通りの文章を書いて食っていけるほどにはまだ実力も知名度もないので、出版社には相手にしてもらえない。

AdSenseにも登録しているが、月に100円くらいしか収益が上がらない。

 

こんな状況下で、身動きの取れない状態に陥っていた私にとってはまさしく福音。たとえば、ラグビー関連の記事は、ジャパンのテストマッチとかW杯の準決勝以上じゃないと書かせてもらえないが、noteであれば、関西リーグの注目度が低い試合であってもサイトに掲載される想定の、気合いの入った文章を世に問うことができる。そこで得られる読者の方からのご意見は次回以降の執筆の際に活かすことができるし、お金までもらえる。これ以上いいお話はねーじゃん!!

 

もちろん、お金がもらえるまでになるにはより一層の努力が必要だし、読んでもらうための様々な工夫も身につけていかねばならない。そしてそのためにはラグビーに限らず日頃から細かい情報収集に励む必要がある。メモ帳、タブレットスマホを駆使して気づきや発見をとにかくストックしていく。そして文章にはそれらを惜しむことなくぶち込んでいく。

 

こうした、情報収集から執筆に至る一連の知的生活を想像しただけでなんだかワクワクしてしまった。私の送りたかった生活というのは、会社が作り出す製品を売ることじゃなくて、自分自身のセンスで拾い集めたモノゴトを、自分の技術を駆使して世に問うことで生計を立てていくものだったんだ、という根源的な欲求を思い出させてくれたのだ。

 

私の心の奥底に溜まっていた泥のようなものが少しづつ動き出したという実感がある。その流れは決して「会社への復帰」という方向には向かわないが、「やる気」を喚起する方には向っている。というわけで、まだ自己紹介しか書いていないけど、note始めました。手始めに先週末の大学ラグビーの試合の観戦記を近々執筆予定。

 

note.com