今週のお題「買いそろえたもの」
お題に関連づけた文を書くつもりはなかったのだが、そういえば昨日、結構まとまった買い物をしたな、と思い立ったのでページビュー稼ぎも兼ねて書き殴ってみる。
今年は例年に比べ、花粉症が酷い。空気は以前に住んでいたお江戸の片隅よりはずっと澄んでいるはずなのだが、杉の木がたくさん生えている場所に近くなったせいなのか、体力的に弱っているのか、いわゆるシックハウス症候群の軽いやつも併発しているのか、とにかく、鼻水の出も多量かつ勢いが激しいし、目の痒みもしつこい。ついつい擦ってしまうから、強膜炎まで誘発してしまった。
そんな様子を見ていた最高権力者様から「書斎にも空気清浄機を入れてみたら?」と提案があったので、即座に買いに行くことにした。
で、店頭で見て、デザイン、大きさ、性能全てが程々で良さそうだと思ったのが↓の商品。正確には表示してある商品の後継機に当たるであろう「FU-PC01」という機器だ。買い求めたチェーン家電量販店との契約でもあるのだろうか、アマゾンの検索だと昨年モデルの同型の商品しか表示されない。まあ、カタチは変わらない。
設置してしばらく稼働させた後に、私の書斎に入ってきた最高権力者様が一言「あら、部屋の空気が変わったみたい」。一晩稼働させた今朝の空気は確かに少し浄化されたようで、鼻水も目の痒みも幾分か軽減された。必要なものを適正に使えば、それなりの効果はあるものだ。
さて、その家電量販店を訪れた際に、とりあえず見てみよう、と最高権力者様に恐る恐る提案したのがミニコンポ。最高権力者様は自分の部屋である「楽器部屋」で、今までの集合住宅では隣家を慮って出せなかった大きな音でクラシック音楽を思い切り聴きたいという希望をお持ちで、「どうせなら少しいいオーディオ機器が欲しいわね」というご意向を漏らされていたためである。私も、高性能な機器で大きな音量で聴くクラシック音楽には魅力を感じていたので、少々モノの良いミニコンポをできるだけ早く買いたいとは思っていた。ただし、ここ数ヶ月いろいろとモノ要りで給与振り込み口座の残高が著しく減少してもいたため「夏のボーナスが出たら考えましょ」というのが最高権力者様のご意向。昨日はあくまでも下見という位置づけだった。
しかしながら、店頭でモノを見た瞬間に、最高権力者様が一目惚れしてしまった機器が↓。
性能的なことはひとまずおくとして、木目調のデザインと手頃な大きさにビビッときてしまったようだ。私もこの機器は、ネット等々で見て気になっていたので、クレジットカードのボーナス一括払いを利用して即購入。たまたま店舗には在庫がなかったため、来週入荷次第引き取りということとなった。私の書斎は防音対策を施していないので、大した音量は出せないが、楽器を演奏することを前提に作った部屋なら、相当な音量でクラシック音楽が聴けるはずである。自宅でコンサートホール気分に浸るのも悪くない。
さて、昨日は少しだけ庭をいじった。本格的な造作の前に、とりあえず目障りな小石を集めて庭の一角を掘って埋めただけのお話だ。最高権力者様の頭の中には、芝生を敷いて、踏み石を並べて、花壇も作って、さらにプランタースタンドで少々の野菜やハーブを育てるというプランがあるようだ。一本オリーブの木を植えたいというご意向もお持ちだし、私の母からはレモンの木を植えたらどうか、という提案が出され、それも検討するようだ。
土地の高さを調整するために、とりあえず、いろんなところの土砂を寄せ集めてならしただけの庭なので、雨でも降った日にはドロドロになってしまい、玄関内まで著しく汚れてしまうのが一番の問題だった。とりあえず、そのドロドロ汚れを回避することが一番の目的だが、せっかくの終の住処なのだから、思うままに造作をしてみたいという希望は私にもあった。
しかしながら、昨日の作業は素敵に疲れた。庭中に散らばった石を集めるだけでも一苦労。それを埋めるための穴を掘るのは文字通りの重労働。石も木の根も散々埋まっていて、なかなかスコップが入って行かない。しかも変に粘土質な土が水をたっぷり含んでいたので、土が重かった。刑事ドラマなんかで殺人犯が死体を埋めるのに穴を掘るシーンがあるが、野犬なんかに掘り返されないよう、十分な深さの穴を掘るにはそれこそ一晩かかる、ってのを実感した。やっぱり犯罪モノのドラマで、これから殺す相手に、自分を埋めるための穴を掘らせるシーンなんてのが出てきたりするが、これほど絶望的な作業もないな、なんてなことも感じた。秦の始皇帝が行った坑儒やら楚の項羽が命じた大量の阬(人を埋め殺すこと)なんてのも随分と重労働だったのだな、などと少し想像を飛躍させもした。穴掘りなんてのはそうでもしないと耐えられないような単純かつ重い作業だったのだ。
お陰様で、今朝は体のあちこちが筋肉痛だ。でも多少なりとも体を動かした効果か、今朝は気持ちが少し軽い。じっとしているよりは、汗をかいた方が快適だという、自分自身の脳筋体質を再確認したので、本格的に体を動かしていこう、とも改めて感じた。