脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記Vol.123(不要品処分あれこれ3とあといくつかのこと)

news.yahoo.co.jp

 

白鵬がついに引退するそうだ。これほど好悪がはっきりと二分された横綱も珍しいだろう。

 

好ましいという感情を持ち合わせている方は、圧倒的な実績をその拠り所にする。幕内勝利数1093、横綱としての勝利数899、横綱在位84場所、、優勝回数45はいずれも歴代最多。改めて偉大な数字であり、強い力士であったと実感できる数字だ。

 

好ましくないという感情の持ち主の批判の最たるものは、いわゆる「横綱の品格」問題だろう。禁じ手ではないものの、ダーティーな部分に属するかちあげや張り手を多用する取り口やこれ見よがしのガッツポーズ、優勝インタビューの場での慣例無視等々。強けりゃ何やったっていいもんじゃないよ、ってのが言い分になるだろう。

 

私自身はどちらかと言うと後者の立場だ。そのことは、6年前に当時関脇の栃煌山との取り組みに際し、二度も猫だましという奇手を用いたことについてのブログに書いた。興味のある向きは是非ともご一読願いたい。ちょっとしたニュースサイトにも取り上げられた文章でもある。

ameblo.jp

 

やっぱり横綱は高潔な人格者であってほしい。北の湖みたいにそれこそ憎々しいまでに強くても、土俵の内外での立居振る舞いがきちんとしていたことで悪者にならなかった方だっている。北の湖白鵬も、怪我による長期休場の後に全勝優勝を遂げ、同時にそれが最後の優勝になったことは共通している。北の湖は最後の最後まで正統派の相撲を取り切って全勝優勝したが、白鵬は俵スレスレの場所から仕切ってみたり、かちあげエルボースマッシュを見せたりといった実に痛々しい勝ち方での全勝優勝だった。勝負に生きるものゆえ、勝ちにこだわる気持ちはわかるが…、とはいえ奇襲攻撃を仕掛ける横綱にはやはり違和感を感じざるを得ない。どれだけ勝ち星を上げても史上最強の「大横綱」として認めない日本社会に対しての精一杯の白鵬なりの反抗だということも理解はできるが、そうしたやりきれなさをも飲み込むのが、神たる横綱の使命であると、私は考える。何はともあれ、お疲れ様でした。今後はご自身に浴びせられたバッシングを反面教師として、出身国に関係なく、日本人の誰もが認めざるを得ないような横綱の育成に携わっていただきたい。

 

先日、見慣れぬ電話番号から着信があった。市外局番だけは見慣れた郷里のものだったので、新居関係のことか?母親のことか?と思いながら出てみると、果たして「見回りサービス」の運営団体からだった。

「お母様の行動が12時間以上確認できないために電話しました。ご自宅にも携帯にも電話しましたがお出になりません」とのこと。見回りサービスのセンサーを導入する際に「12時間以上不在になる際にはスイッチを切っておくこと」と申し伝え、玄関には「スイッチは切りましたか?」という大きなシールまで貼ってあるというのに…。どうせ、どこか知り合いの家で油売ってるんだろうな、とは思ったが、出先で事故などに遭ってしまって人事不省に陥っているなどという事態だって考えられる。少々不安な気持ちで携帯に電話をかけてみた。

 

1回目、出ない。2回目、出ない。3回目、やっぱり出ない。携帯を身近なところに置いていないだけだった、などと言うオチがつくんだろうなという思いも心の片隅をよぎったものの、場合が場合だけに、おいおい、ちょっとやばいかも、と思い始めた刹那、母親から入電。

 

ほっとしたのも束の間、今度はこちらには向こうの声は聞こえていても向こうにはこちらの声が聞こえていないという状態のようだ。「何、出ないじゃない」という捨て台詞とともに電話は切れた。口調も声も母親のものに間違いはなかったので安心すると同時に、少々イラついた。まったく、「何、出ないじゃない」じゃねーよ。こっちは何度電話したと思ってんだ。

 

再度入電。今度も同じ状況でこっちの声は届いていないようだったが、側に別の方がいて、音量のキーをうまく調節してくれたので、ようやく「普通」の電話の会話になった。

 

聞いてみたら、やはり12時間以上前に、スイッチのことなんぞころっと忘れて外出したきりだとのこと。やれやれ、一安心。「外出が長くなりそうな時は必ずスイッチを切ってから出かけなさいよ。スイッチ切っておいても、帰ってくりゃ自動的にスイッチ入るんだから」と、なるべく穏やかな口調で諭しはしたが、どこまで通じていることやら。まあ、半月後にはこんなことがありゃすぐに駆けつけられる距離に引っ越すからいいんだけど。

 

先日、そもそも粗大ゴミで出すと決めていた不要品の数々をリサイクルセンターに持ち込んできた。解体したり、小さな車体ギリギリの大きなモノを積み込むのには少々手間取ったが、持ち込みそのものは、ものの5分で終了。費用も安いし、大抵のモノは引き取ってくれる。おかげで部屋の中がずいぶん片付き、何もないスペースが広がった。とはいえ、すぐに荷出し用の段ボールに占拠されてしまい、モノが置いてある前よりも狭くなってしまったが(笑)。

にしても、つくづくと不要のモノに囲まれた生活をしてたんだということを実感した。なきゃないで済むものは今後は一切増やさない。大して使いもしないものを収納しておくための家具なんぞはダブルの無駄だ。今後は一つ買うなら一つ捨てるを徹底していこうと思う。とかいいながら、買い物に出かけちゃ、衝動買いを繰り返してしまうのは目に見えているのだが(苦笑)