脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記114(連休明けとオリンピックと新しいデスクチェアー)

オリンピックが開幕し、連日熱戦が繰り広げられ、日本選手も7/27朝現在で金9個とメダルラッシュに沸いている。私が個人的に一番注目していた男子の7人制ラグビーにおいては日本は善戦したものの、結果的にはまだ未勝利で、最下位決定戦に回ることになってしまった。メダルが獲得できたにせよ、結果が出なかったにせよ、この舞台に至るまでの選手の努力は讃えられるべきものだし、感動を与え続けてくれていることには感謝したい。

 

しかしながら、このムードを政治利用しようとしている政府の思惑にだけは、気をつけておきたい。

 

「ほら、メダルいっぱい獲ってみんな嬉しかったでしょ?開催してよかったでしょ?こういう結果になったんだから、批判には値しないよね?だから自民党に投票してね。菅内閣も支持してね、ね。五輪開けたのも内閣の努力と決断があったからなんだから…」

 

こんな声がすでに聞こえているような気がしている。ナチスもかくやと思われるような、スポーツのプロパガンダ利用だ。情動に流されやすい、日本人の心象にうまく合致しているとは言えるが、簡単に流されてたまるか!

 

今回、開催したところで、当て込んでいた海外からの観客は皆無。日本人ですら直接は観戦できない状態では、このイベントによる景気の浮揚というアテは見事に外れた。おまけに、国民の安全・健康はかなりの危険にさらされている。「勝利は全てを癒す」とはよく言われている言葉だが、競技そのものという「局地戦」で勝ってはいても、開催自体は、第二次大戦に匹敵するほどの惨敗だと思う。一時の熱狂が去った後、一体どんな問題が遺され、それを政府はどのように解決していこうとしているのか?「やってよかったでしょ」の一言では済まされない。

 

本来なら、五輪開催後の混乱にどう対処するのかを見極めてから、民意というやつをぶつけてやりたいところだが、10月下旬には衆院の任期が満了になるし、それ以前に解散するであろうという見方が強まっている。こういう混乱期に、政権交代させたら、もっと世情が混乱するという思いで、やむなく自公連立政権に与する人は多いのではないだろうか?選挙戦としては上々の戦略ではある。こういう政治的駆け引きにだけは長けたおっさん達が集まっている現政権に関しては絶望せざるを得ないが、さりとて政権交代の受け皿となるべき政党もない。

 

メダルラッシュは嬉しい限りだが、五輪後には、国民全員が一旦座禅でも組んで、冷静になることが必要だろう。

 

 

 

先日、都内の大型家具店で買い求めた↑のデスクチェアーが本日届いた。一応お店の方のアドバイスをいただいた上で、試座して決めた一品なので、座り心地が良いことは確認済みではあったのだが、実際に届いて座ってみたら、実に快適。今までの中国製の安い椅子(買って二、三日で座面の高さの調節機能がぶっ壊れた)とは、同じ椅子かと思えるほど。まさしく比べ物にならない。値段も10倍するんだから、そのくらいの快適さがないと釣り合わないと言ってしまえばそれまでではあるが。現住居での残りの期間、そしてそれ以降の書斎ライフの心強い味方である。おかげで、珍しく会社の仕事にやる気を出してしまった。使う道具一つで、効率が変わるってことがあるんだなぁとしみじみ思った。

連休中、実母の介護の一環として、通院に立ち会って来たのだが、そもそもの4連休にくっつけて休暇を取得した平日に行ったこともあって、非常に混んでいた。待合室で、タブレットをいじくってゲームして遊んでたら、「それだけ画面がでかいといじりやすよね」と突然声をかけられた。

 

隣に座っていた見知らぬおじさんである。うっかりと「まあ、そうですね」と返事してしまったのが運の尽き。このおじさんまあ、一方的に喋ること喋ること。ひっきりなしにLINEに着信があるのだが、それをわざわざ私に見せた上で、「おねーちゃんがさ、水着の写真送ってきて、東京案内してくれたら1日100万あげるし、夜の方もお付き合いしてあげるなんて着信ばっかりなんだよ」とか「(やっぱりおねーちゃんが)六本木に一軒家買いたい、5億までなら用意できるから物件紹介して」なんて言ってくる、とか吠えていらっしゃった。どう考えても、そんなことを言ってくる人間がそうそういるわけないし、水着の写真って言ったって、顔を修正したアジア系のねーちゃんの水着写真なんぞネット上に死ぬほど転がってるんだから、送って来ている本人が女性かどうかすら定かではない。

 

まあ、はなっから信用しないのも本人の意思なら、信じて騙されるのも本人の意思だ。私は、営業時代の得意先に接するように話を聞くだけ聞いていたのだが、とにかくいつまで経っても話が終わらない。で、そういう時に限って母親の順番も回ってこない。いい加減痺れを切らしたところでようやく母親の名前が呼ばれて、おじさんは去っていった。次回の通院時はこのおじさんに出くわさないよう、出くわしても近寄ってこないよう気をつけないといけない。まあ、夢を観ていられるだけ本人にとっては幸せな人生なのかもしれないが、側に居合わせた人間には迷惑なだけだ。