脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記111(時事ネタと家買うシリーズ16)

4回目の緊急事態宣言発出に際しての、西村康稔経再相の発言が大きな波紋を呼んでいる。

 

緊急事態宣言下において、酒類の提供を止めない飲食店に関して、取引のある酒販売店に商品の供給を止めること、同じく取引のある金融機関に対して取引をやめることを迫ったものだ。

 

TVの取材で、とある酒販売店の社長は「商品を注文してきた客に対して、その注文を拒否しろという判断を販売者に負わせるのは間違いだ」という趣旨の発言をしていたが、全くもってその通り。酒税という、税収の大きな柱に関わる、いわば金主元の酒販店の組合から強硬な抗議があったこともあり、7/13には発言の撤回に追い込まれた。

 

この一連の発言は明らかに、大臣並びに行政側の責任逃れだ。本当に酒の商流を断とうとするなら、法律でしっかり禁止すべきで、「信用」という明文化されていないモノの上に成り立っている酒販店にその任を負わすべきではない。そんなことを言い出そうものなら、飲食店側は「じゃ、売ってくれるところから買うよ。もうオタクからは買わないからいいよーだ」で終わってしまう。ただでさえ、競争の厳しい酒販店の経営者の神経を逆撫でしただけの結果に終わった。現在世間からは袋叩きで、議員辞職を求める声も高まっているが、至極当然の反応だ。

 

西村大臣は灘高→東大→官僚(米の大学に留学経験あり)という、日本で考えうる、最高の高学校歴エリートで、頭はいいはずなのに、なんでこんなバカな発言をぶちかましてしまったのだろうか?建前だけが蔓延るエリート官僚の毒に冒されてしまい、現場の本音を汲み取る努力を怠った結果であろう。今、大変な思いをしている酒販店や、飲食店などでのアルバイトの経験などこの方には恐らくはないのだろう。多少なりとも商売の現場についての知識があれば、出てくるはずのない発言だったように思う。

 

閑話休題

 

新居を構えるにあたり、さまざまな家具、家電の買い替えも計画している。先週末は、その計画の一環として、書斎におくためのデスクチェアを買い求めた。現在の椅子は中国製の安物で、一応、耐荷重は120kgで高さ調節機能もついているものの、買い求めて早々に調節機能がぶっ壊れ、座る場所を高くはできるが、座っているうちに最下位まで沈み込んでしまうという状態だ。最下位と、最上位だと、長い間には腰にかかる負担が違ってきてしまい、腰痛発症にまでは行かないまでも、少なくとも快適ではないので、一足お先に買い求めることにした。

 

で、とある大型家具店で現物を色々と物色。ちょっといいな、と思ったものは15万とか20万はしてしまう。今座っている奴は、1万しなかった奴なので、流石に座りごごちが違うし、作りもしっかりしている。いくつか座ってみて、最終的にはレッグレスト付きの10万ほどのやつに決めた。座面も背面もすべてメッシュ。汗っかきの私には必需の装備だ。納入までには1ヶ月ほど要するとのこと。

 

そこで、ちょっとした商品券をもらったので、それを利用して、家電も先行買い替え実施。今回のターゲットは冷蔵庫。現在使用中のものは先代のものが震災でぶっ壊れた際に買い替えたもので、ちょうど10年経ったところで買い替えの頃合いではあった。まだ全然使用に支障はないのだがね…。一時、日本の家電は使いこなせそうもない機能を次々つけるから価格もどんどん上昇していく、ということが声高に言われた時代があったが、今回買い求めた冷蔵庫にも、いろんな機能がついていた。それぞれ便利ではあるのだが、果たして全部使いこなせるのか?という疑問は燻ったままではある。まあ、この機械の真の相棒は最高権力者様であるから、彼女が使い倒せばいいだけではあるが。私はせいぜい、飲み物を冷やすのと、自動製氷装置くらいしか使わないからね。

その他、買い替え予定は洗濯機と、電子レンジ。この両者もすでに10年を越えて使用している。洗濯機は、最高権力者様念願のドラム式を導入予定。電子レンジも、冷蔵庫を物色する前の空き時間で色々勧められたものの中にピンとくるものがあったようだ。

 

ただ、困ったことに、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機ともに、最高権力者様の予算を少々上回ってしまったようで、私が希望していた、プロジェクターとワインセラー購入に関しては旗色が悪くなってきた。まあ、これは、こっそりと買って、既成事実を作ってしまうしかない。どうせ、引っ越しとその後の片付けのどさくさは1ヶ月くらい続くことにはなるのだから。