今週のお題「100万円あったら」
何度も書いているが、当家は10月に郷里に移住する事になっている。もう上棟式も済み、外枠はできたので、あとは「家」としての体裁を整えていく事になっている。「ウッドショック」などという木材価格の急騰で少々資材調達には苦戦していたようだが、なんとか間に合わせてくれたとのこと。感謝の言葉しかない。なお、今週末には水回り関係の設備の見学に行き、最高権力者様の意向を最大限に尊重した品々を選んでくる予定である。
で、本題。生活に必要な家具や家電製品を除き、私の趣味的生活において資金面の問題やら、最高権力者様の反対やら(要するに今の手持ちのもので機能的には足りているのだが、もう少しいいものが欲しいという類のモノ)で調達が難しそうなものを列挙してみる。
1.オーディオセット
凝ったものを揃えたらこれだけで100万でも足りないが、10万くらいの予算で、ハイレゾ対応+USB機器使用可能なコンポが欲しい。ちょっとアマゾンで検索してみたら、該当する機器は4万円台くらいからあるようなので、10万も出せばそれなりの性能のものが手に入るだろう。これは書斎において、仕事中ずっと音楽を聴くために使用したい。今でも円筒形のミニコンポは持っており、これはこれで場所も取らないし、音もまあ許容範囲ではあるのだが、せっかくなら、いい音が出せるやつが欲しい。せっかく一軒家で、今までよりは音量も気にしなくて良い状態になるのだから。
2.自転車
冬場の風は少々きついものの、アップダウンがほとんどない新居の周りは自転車を最大限に活用できるロケーションである。自転車を買うことはほぼ決まっているのだが、最高権力者様がどうもいい顔をしない。大きな買い物は車ですればいいし、近所の買い物には徒歩で行けばいい、というのが彼女の理屈なのだが、中学、高校とどこにいくにも自転車、という生活をしていた身にとっては、郷里の道といえば自転車で走るものという意識が定着している。ちょっと離れた場所にある、大型のショッピングモールや、その中にあるジムなどには自転車で通いたいし、最寄り(とは言っても5km以上離れている…)駅までの通勤手段に使うという手もある。これもせっかくなら少々いいやつが欲しい。少々減量したとはいえ、100kg超の超肥満体が乗るのだから、頑丈なやつでないと困る。最近は、パンクしないタイヤなどという代物も登場しているようなので、その辺を選択肢に入れて考えたい。これは店頭で実際に現物を見て買う事にする。サドルの高さやブレーキの調整やら、保険の加入やら、現場で頼みたいことはいくらでもある。こちらも予算は10万くらいかな。
3.北杜夫全集
北杜夫氏の没後弟子を勝手に名乗っている身としては、やはり「師」の全集は揃えておかねばなるまい。一応電子書籍で手に入る書籍は全て手に入れてはいるのだが、書斎の本棚に、ドカンと並べてあったらちょっと格好いいと思う。残念ながら新刊本はすでに世になく、中古本を購うしかないのだが、価格にはバラつきがある。今までに見た最高額は4万。中古本には状態の良し悪しがどうしてもつきまとうし、真新しい本棚に傷物を並べたくないのはヤマヤマなのだが、世に存在しないものを追い求めても仕方ない。
4.Yogiboの一番でかいやつ
これも書斎において、ちょっとしたリラックスタイムに使いたい。以前にどこかのTV番組で使い方を紹介していたが、横にしてまたがるような形で使用すれば小型のノートPCくらいなら安定した置き場として使えるようなので、仕事にも使える。
5.プロジェクター
今のところ、TVはリビングにしか置く予定はないので、寝室、または書斎で映画などを観ようとすると必要となってくるのがプロジェクターだ。ポータブルな小型のもので良い。アマゾンで検索したら2万円台くらいからあるようだが、これもでかい家電量販店で色々説明を聞いてから買いたい。
※追記 先日の水回り設備選択の帰り道で、「そろそろ冷蔵庫も洗濯機も買い換えなきゃね」、という話が最高権力者様から出たところで、「いい機会だから、寝室にDVDなんかを観るためにプロジェクター置きたいんだけど…。TV本体を買うより安く済むし」と切り出し、価格的なお話もしてみたら、なんのことはない、すんなりとOKが出てしまった。思いっきり拍子抜け(笑)。寝床の中で映画が観られるというのは彼女にとっても魅力的なお話だったらしい。
6.コミックの大人買い
極力電子版のやつを買いたいが、例えば永井豪氏や水島新司氏の作品などは、まだ少なくともkindle化はされていないので実物としての本でも仕方ない。まあストック場所だけは事欠かない(笑)。
『ドカベン』全シリーズ
つい最近完結し、作者水島新司氏も漫画家としての引退を表明した。今のところ『大甲子園』だけは文庫本版で全巻持っているが、他のシリーズは買い揃えないといけない。最初の『ドカベン』、『ドカベンプロ野球編』、『ドカベンスーパースターズ編』、『ドカベンドリームトーナメント編』を全部全巻揃えると、合計で大体200冊、7万円くらいの計算になるが、新品では揃わないかもしれない。全巻セットだったりすると、逆にプレミアがついたりするかもしれないので、少々高めに見積もっておく必要がありそうだ。
『バイオレンス・ジャック』
永井豪氏の発表した作品の全ての登場人物が登場して、血みどろの戦闘を繰り広げるのがこの作品。特に、結末は衝撃的だった。このシリーズも残念ながら電子書籍化はされていないので、実物を手に入れるしかない。中古の18巻全巻セットで1万円前後。なお、私が個人的に永井豪氏の最高傑作と考えている『デビルマン』は文庫本版を全巻持っている。
『ゴルゴ13』
今のところ、kindle化されているのは200巻まで、1冊600円として12万。そのうち30冊くらいは持っているから10万強。これは流石に「100万やるから自由に使い切れ」とでも言われないと買う決心はつかない。
『カムイ伝』『カムイ外伝』
全38巻で4万2000円ほど。これは少し前にkindle化された。忍者アクション漫画としての『カムイ外伝』のアニメから入ったのがこの作品だが、後に『カムイ伝』を読んだ際のラストの苦々しさ、悲惨さには大きなショックを受けた。まあ、こちらについては月毎に1冊づつ買い求めていくという手もある。いずれは手に入れておきたい作品だ。
『リングにかけろ』『リングにかけろ2』
両シリーズ合わせて44巻、2万2000円程度。すでにkindle化されている。少年ジャンプの黄金律「正義・友情・勝利」を確立させ、後の400万部突破の礎となった歴史的一作。作品の内容もさることながら、資料的価値も高いと個人的には思っている。
今のところの概算合計は53万円ほど。夜の街での遊興費とか投資とかに使うと100万なんぞすぐに消えてしまうカネだが、いざ欲しいものを買い求めて使い切ろうとするとなかなか使いデがある。今の生活で十分だということの証左でもあるのだが。
さて、残った40数万をどう使うか?今年は永年勤続のご褒美休暇が1ヶ月ほどもらえるので、数年前から二度目のイタリア旅行に行こうと漠然と思っていたのだが、このご時世では外国旅行どころか国内旅行もままならない。でも無理矢理国内旅行でどこかに行くことにすると仮定し、どこに行きたいかを考えてみた。
第一候補は四国。この地方については私、最高権力者様ともに足を踏み入れたことがない。八十八箇所の霊場巡りでもしながら四県全てに赴き、最後は最高権力様がぜひ行きたいとおっしゃっている小豆島あたりでゆっくりする。こんなプランならかなりのお金がかかりそうだ。まずこれを第一に選択し、さらに余裕があるのなら金沢にも行ってみたい。四国同様、北陸三県についても当家の両名は訪問したことがないのだ。
さらに余裕があれば沖縄。この地も両名ともに未到の地。こんな感じで日本全国の未到の地を潰していけば40数万なんぞあっというまになくなるだろう。どういう行き方をし、どんな宿に泊まり、どんな食事をするかにも関わってくるが、今更各駅停車の旅なんぞしたくもないから、せいぜい金沢くらいまでで費用が尽きそうな気がする。