脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記85(姪っ子とTOEICとドラマでニヤニヤ)

生後10ヶ月の姪っ子ちゃん、また一つ進化した。ハイハイで前進できるようになったのだ。

 

今までは、後退することしかできず、しばしば椅子の下などに潜り込んで、さながら「充電状態のルンバ」みたいな様相を呈していたのだが、いきなりかなりのスピードで前進するようになり、ちょっと目を離したら階段の近くまで行っててびっくりなんてな事態が頻繁に出来するようになったとのことだ。ハイハイの前につかまり立ちをしていたので、このままはわずに、いきなり歩いちゃうのかな?などと少々不安になっていたところではある。ハイハイをしないと、十分に腹筋が鍛えられないまま、成長してしまうので、長じた後に不具合が生じるそうなのだ。かくいう私が、まったくハイハイせずにちょうど10ヶ月くらいでいきなり歩いてしまったそうなのだ。長じて後、腹筋のトレーニングを大の苦手としていたという実体験もある。姪っ子ちゃんのハイハイ開始は大いなる朗報だ。

 

2/28(日)には3ヶ月ぶりのTOEICを受験する。ここのところ会社で開催してくれていた、オンライン形式のものばかり受験していたので、「紙」に記入する形式は2年ぶりくらいになるだろうか。自分で試験会場に行って受験などということになると、もう5、6年ぶりくらいのことになる。

 

今年は会社主催の3回の受験の他に、自分自身でも3回受験してみるつもりだ。田舎への移住に際しての「保険」として、TOEICテストの公認講師という資格を取得しようと考えているからだ。この肩書きがあれば、田舎の塾での英語の講師くらいはできるだろうと考えてのことだ。遠距離の通勤がシンドくなることも考えられるし、今のままでも仕事はつまんないし、サラリーマンの宿命として、どこかの土地にポンと飛ばされる可能性だってある。つまり、会社をやめたくなるという誘惑がそれこそ空気中に無数に浮遊している状態に放り込まれるのだ。いざというときの備えはしておくに越したことはないし、備えは多いほどよい。

 

さて公認講師になるには専門の講座に通う必要があるが、その講座への参加資格が830点以上のスコア獲得実績があるということ。現在までの私の最高スコアはちょっきり800点。あとひと頑張りすればなんとか手が届きそうなスコアではあるのだが、毎日の仕事と勉強の両立というのは実にシンドい。私が常々罵倒しているマッスルバカの気持ちもわかるのだが、あのバカとはレベルが違う。あっちのスコアはせいぜい400点であり、やる気という壁さえクリアすれば、すぐに100点や200点のアップは期待できる。800点以上となると、やっぱり語彙力とか文法とかに関して、ある程度以上の力がないとスコアアップは難しい。大学受験時、英語は苦手にしていつも後回しにしていたが、そのツケがこんなところで回ってきてしまった状態だ。サボってしまえば、どこかで必ず報いを受けるという重い事実を突きつけられた格好になっている。とりあえず、今回の受験に向け、公式問題集に挑む日々が続いている。

 

当家の最高権力者様はドラマ好きなので、私もその御相伴に預かることが多いのだが、先週末のTBS系『俺の家の話』とフジ系『監察医朝顔』を両方ともみて、シンクロニシティーでちょいとニヤニヤ。

 

平岩紙氏が前者では長瀬智也演じる主人公観山寿一の元嫁ユカ、後者では上野樹里演じる主人公朝顔の同僚藤堂絵美を演じている。ユカはバリバリの関西弁を操るキャラ設定がなされているが、絵美の方は普段は標準語を喋っている。今回の『朝顔』のオンエアでは、絵美が夫(板尾創路演じる藤堂雅史)の関西にある実家に正月休みの間帰省していて、休み明けは夫の家族の影響で関西弁を喋る、というシーンがあったのだ。『俺の家』でバリバリの関西弁を喋っている姿を見ていたせいか、全然違和感がなく、本来ならこのシーンで意図していたであろう、関西弁独特の「感染力の強さ」の表現よりは平岩氏の演技の達者さと、両作品のシンクロニシティーの方に関心が向ってしまった。

 

なお今回の『朝顔』では朝顔の父万木平(時任三郎)の元同僚役でダチョウ倶楽部肥後克広が出演しており、彼らのお約束フレーズ「聞いてないよ〜」とやはり鉄板ネタ「熱々のおでん押し付けるぞ」がセリフに織り込まれるという細かなくすぐりもあった。

 

さて、両作品の最大のシンクロニシティーはゲスト出演の美保純氏の役どころだった。

 

前者では彼女は観山家の元家政婦で、観山寿三郎(西田敏行)と関係してしまい、現在観山家に芸養子として入っている寿限無桐谷健太)を産んだという設定。後者では、異国の地で自殺したとみられる夫の死体の再解剖を娘ととも依頼してくる猿渡佳織という女性を演じている。両者とも、戸籍上の夫以外の男性との子をなし、その事実を隠していたというキャラクターなのだ。『俺の家』の方では寿限無にその事実を告げたことで、観山家に騒動が巻き起こる模様をコミカルに描いているが、後者の方では、娘が実の子ではないと知ったことが自殺の原因ではないかと悩む姿がシリアスに描かれる。同じような状況下にありながら、描かれ方が全く対照的だったのだ。知名度、年齢的な問題、過去におけるやや乱れた異性関係をイメージさせる女性としては、日活ロマンポルノで人気を博した過去を持ち、近年ではバラエティー番組にも進出してさまざまな顔を見せている彼女は、イメージにピッタリだ、というのは確かなのだが、他にいなかったのかよ?両作品の放送時期が非常に近くなってしまったことで、少なくとも私にとってはニヤニヤ笑いを生じさせる結果となってしまった。コメディー要素の強い前者にとってこのニヤニヤ笑いはプラスだが、家族の問題を正面から扱った後者の作品にとってはマイナス。どちらの撮影が先に行われたのかは不明だが、キャストもしっかり選んどかないと、意図せざる変な効果を生んじゃうな、と感じた。両方の作品でちゃんと「それっぽさ」を演じ分けていた美保氏には感心したがね。