脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記71(日本シリーズと貴景勝と通販の生鮮食品)

日本シリーズが開幕したが、いきなり巨人が2連敗した。2000年のON対決ではホークス(当時の親会社はダイエー)が2連勝したのちに、巨人が4連勝したが、昨年、今年に関しては、巨人が勝つというイメージが湧いてこない。

 

菅野が先発した第1戦を落としたのがまず痛い。それも、柳田や外国人選手ではなく、セリーグ球団のファンにはあまり馴染みのない栗原という若手の大爆発によってだ。たとえは悪いが、足軽に大将首を獲られてしまったようなもの。おまけに、頼みの打線は相手のエース千賀がコントロールが定まらずに苦しんでいるときに、よりにもよってクリーンアップが軒並み凡退。千賀のみならず、ホークスというチームそのものも完全に調子づかせてしまった。希望があるとすれば、守護神森から1点奪ったことと、二番手の戸郷が1回だけとはいえすんなり押さえたことくらい。

 

昨日の2戦目は目を覆いたくなる、という言葉がぴったりの惨状を呈した。先発した今村が初回にいきなり2失点、それに対しホークスの先発石川は、坂本を三振に取るなど上々の立ち上がり。二回に3点目を取られた今村から交代したのは前日に好投した戸郷だったが、3回にグラシアルに2ランを被弾。3回までに0−6じゃどうあがいても勝てない。この日もウィーラーが技ありの2ランを放ったのみ。最終スコアは2-13。ステージの違うチーム同士の対戦のようだった。

 

巨人には何か一つ起爆剤が欲しいが、現有戦力を見渡しても、そんな役を担えそうなメンバーは見当たらない。主軸がしっかりしていたからこそ、脇役がのびのび活躍できたことが今年のシーズンの巨人の強さだったのに、主軸が働かないんじゃ、脇役がいかに頑張ってもせいぜい引っ掻き傷くらいを残す程度の効果しか生まない。2年連続4連敗でV逸という屈辱が現実味を帯びてきてしまった。クリーンアップトリオの奮起を期待するしかない。

 

大相撲の11月場所は大関貴景勝の優勝で幕を閉じた。両横綱の初日からの休場に加え、朝乃山、正代の二大関が相次いで途中休場するなど、強敵が軒並みいない状況だったのだから、優勝して当たり前。

そこに立ちはだかったのが、奇跡の復活を遂げた照ノ富士。本割の結びの一番で勝って、一勝のビハインドを跳ね返して優勝決定戦にまで持ち込んだ。照ノ富士の、どん底まで落ちてからの復活劇には心底瞠目させられるが、大関を張る貴景勝の勝負弱さの方が気になった。

 

翔猿戦の黒星は、まあ取りこぼしとして笑って済ませても良いが、千秋楽の本割の一番はいかにもいただけない。あそこはすんなり勝っておかないと、もう一つ上の地位にいくには何か一つ足りない、という状態の大関のまま終わってしまいそうな気がする。なんだかんだ言っても歴代4人のモンゴル人横綱たちには、「ここ一番」の取組には負けない強さがあった。短命に終わった稀勢の里にしても、横綱昇進を決める優勝のかかった一番では、最大の難敵白鵬をねじ伏せた。今の貴景勝に足りないのは、「ここ一番」の強さだ。両横綱、二大関が揃って復活してくるであろう、来年の初場所に今場所の最後の最後で浮かび上がってきた課題をどう克服して臨んでくるのか?二場所連続優勝を果たして、横綱に上がれるかいなかはひとえにそこにかかってくるだろう。まあ、外野が言うまでもなく、本人が一番痛感していることだろうとは思うがね…。照ノ富士大関復帰と、貴景勝の綱取りに注目したい。

 

コロナ禍のおかげで、今年は外出の機会がめっきり減った。たまに外出しても、最低限の用事だけ済ませてそそくさと帰ってくるのが習慣づいてしまった。

 

そんなわけで、大小取り混ぜ、「衝動買い」という行為がめっきりと減り、その分懐的には暖かくなった。いかに今まで無駄な買い物をしてきたのかが、浮き彫りになった格好だ。これを機に、無駄遣いを極力やめていこうと思う。

 

そんな中、TVでふと見かけたのが、「行列のできる倉庫」の話題。鮮魚の仲卸が売り上げ低下対策の一つとして、ドライブスルー方式の小売を始めたら、大人気となって、毎回毎回車の行列ができる騒ぎになっている、という話題だった。で、モノは試しってことで、この仲卸のHPを探して、通販で買ってみることにした。

 

TVで紹介されていたのは鮮魚だけだったが、精肉も青果もやっていた。鮮魚ではマグロの詰め合わせ、精肉では牛肉の煮込み用肉、青果では野菜10種セットってやつを買ってみた。結果的にいうと、全て当たり。値段的にさほど高くない上、品物は非常によかった。合計金額がそれなりであったため、配送料もかからなかったし、注文してから二日後には早々に届いてしまった。

 

ドライブに出かけて、出かけた先の特産品を買い求めて帰ってくるのはそれなりに楽しいのだが、ガソリン代や、高速代、出先での飲食代、金額では計れないが、拘束時間や運転に伴う疲労度などを考え合わせると、ずいぶん高くつく買い物になっていた、というのを改めて認識した。見た目の値段は高くても、様々なことを考え合わせれば決して高くないし、何より目利きが選んだ高品質の食品を手に入れられることが大きい。どうせ外出できないのなら、こうした、今まで知らなかった調達方法を試してみるのもテだ。