脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記66

金曜の夜、久々に旧友と外飲みした。夏前に同じ人物と飲んで以来だから、ほぼ半年ぶりとなる外飲みとなる。前回は、ターミナルステーション近くの巨大繁華街のそれなりの繁盛店で飲んだのだが、その時の客の入りは2割程度でいかにも寂しかった。今回は、少し郊外の駅前にある、こじんまりとした飲み屋街の人気店に飛び込みで入ってみた。我々が入店したのは18時過ぎで、その際は私たちの他には1組しか入っていなかったが、19時をすぎる頃になると、満席になっていた。自分が外飲みしておいてナンだが、まだ、満席にするのは早くないかい?出入り口近くには消毒液が置いてあり、店員さんたちは全てマスクを装着してはいたが、満席の人々は、声量はさすがに抑え気味ではあったが、マスクなしに喋りまくっていたし、狭い店だったので、他のテーブルとの距離も近かった。

 

高々、一年足らずの自粛期間で、こんなことが気になってしまって、繁盛に値するクオリティーの料理も手頃な価格で十分に美味しいワインも100%堪能できなかったのはいかにも窮屈。早いところ、いろんなことに気兼ねせずに酒が飲める日が来て欲しいものだ。

 

巨人の坂本は2000本安打まであと1本としたらしい。昨日は中継を見ていなかったのでニュース番組からの伝聞だが。まあ、今シーズン中の達成は間違いないところだろう。コロナのおかげで、最年少の達成という記録が破れなかったのは残念だったが、まだまだ十分に若い。ぜひとも張本勲氏のNPB最多安打記録を抜いて欲しい。

 

巨人といえば、岡本が二打席連続の本塁打を放って、打点とともに、後続を引き離したようでもある。歴代の本塁打王打点王に比べると、まだまだ数字的には物足りないが、四番の重責を十二分に果たしたシーズンであると言って良いだろう。チャンスで確実に得点を挙げるしぶとさと、試合の流れを変える豪快な一発とを持ち合わせた四番打者は頼もしい限りだ。前後を打つ、坂本、丸にも十分に恩恵をもたらしているし、岡本の安定があったからこそ、思い切った若手、中堅の抜擢もでき、その中から松原のようにレギュラー定着する選手も出てきた。個人的には、シーズンMVPに値する活躍だったと思う。ここでタイトルを取ったことで、来年以降はもう一つステージの上がった活躍を望みたい。50本塁打130打点くらいは稼いで欲しいし、そうなれば打率も首位打者争いに顔を出すくらいには上がるだろう。巨人では王貞治氏以来となる三冠王をぜひ目指していただきたい。

 

アメリカの大統領選はようやく、バイデン氏勝利で決着しそうだ。バイデン氏の政治的手腕については浅学にしてよく知り得ていないが、少なくとも現職の、髪型とともにその中身も少々変わっている人物よりはマシな状況になりそうな気はする。

 

さて、その変な髪型の人物ことトランプ氏は、いくつかの州で選挙無効を求める訴えを起こしており、敗北宣言どころか、徹底抗戦を目論んでいるらしい。「ポスト真実」という概念と行為を全世界に広めた「第一人者」面目躍如というところだが、見苦しいだけなので、さっさと退場して行って欲しい。何が何でもアメリカ第一という最高権力者とはおさらばしたいと考えている人は、少なくとも、アメリカ国内のトランプ支持者よりは多いと思うのだが、選挙権がないので、直接意思を表明できないのが歯痒い限りだ。

 

まあ、トランプ氏はゴネるだけゴネるだろう。ゴタゴタが長引けば長引くほど、「ポスト真実」をひねくりだす時間は増えるし、その「ポスト真実」にノセられる勢力も増えてくるだろうからだ。銃が自由に持てるアメリカなら、こうした人物たちは容易に武力を持ちうるし、暴動も起こせる。そうなると内戦勃発という事態だって有り得る。世界一の超大国が内戦状態になったら、他国の平和なんぞに関わっている余裕なんぞなくなるので、半島北部の独裁国家やらイスラム教過激派なんかが跳梁跋扈する可能性は大いにある。そうなりゃ世界は大騒ぎ…。ネガティブ連想は尽きないが、全くのホラ話と笑い飛ばすことはできなそうな状況を、マスコミは連日報道している。米各地で、トランプ支持者と、反トランプ勢力が小競り合いを起こし、流血騒ぎやら発砲事件やらが起こっているのだ。暴動を恐れた小売各店が、ショーウインドウを木の板で防御している風景はまさしく異常だ。シカつめらしい顔をした評論家ならずとも「あれが自由と正義を標榜しているアメリカの姿か」と嘆きたくもなる。こんな姿を全世界に晒してしまう事態を招いたこともトランプ大統領の罪の一つだと思う。自国優先主義の行きつく先は破壊や殺戮をも容認する利己主義であり、その利己主義にある意味お墨付きを与えてしまったことの意味は非常に深い。