脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

支離鬱々日記54

いつの間にやら9月に入っていた。ここのところ、珍しく、会社の仕事が「本当に」忙しかったので、自らの中では「本業」と位置付けているはずの駄文書きの方にまで振り向けるエネルギーがなく、随分とご無沙汰してしまった。

 

エネルギーが不足していた原因は他にもある。眼の痛みだ。肥満のため逆さまつ毛が発生し、眼球を傷つけ、そこが炎症を起こし、痛みと充血が起こる。これまでにも数ヶ月に一度くらいの割合で発生してはいた。医者に行って目薬をもらって、二三日それを点眼していれば自然と消えていったのだが、今回は痛み、充血ともに過去に例を見ないほど重篤だったし、発生から一週間たった今現在でも、軽い痛みと、広範囲な充血は残っている。原因として考えられるのは、ここのところハマっていたタブレットのゲームだろう。光の刺激もよくないし、狭い範囲を注視し、目まぐるしく細かい動きを要求されるという状態をかなりの長期間要求されてきたから、さしもの眼球も勤続疲労を起こしたということだろう。実際に懲りずにゲームをやっているといつまで経っても痛みが引かなかった。ここ数日、せいぜい、仕事の息抜き程度に抑えていたら、かなり痛みがなくなった。目が不自由だと、いろんな面で煩わしさが増す。今後はゲームに振り向ける時間をもっと生産的な時間に充てよう。差しあたっては、光刺激の少ない、「紙の本」を読むことに注力しようか。

というわけで、先週目医者に言ったのだが、その帰りに寄ったスーパーでちょっとモヤモヤした事が二件。

 

そのスーパーは規模がかなり大きく、かなり前からセルフレジを導入していた。私は、この店では常にセルフレジを利用している。

このご時世なので、セルフレジにもソーシャルディスタンスを保ったまま並ぶ。セルフレジは数個設置してあり、セルフレジスペースに入るまで、私の前にはあと一人、と迫った時のオハナシだ。列ができているのとは別方向から一人のオバはんがカートを押してやってきた。そして、レジスペース直前で並んでいる人の、私の方から見たら横に止まったのだ。ん?このオバはんなんだか怪しいぞ、と思っていた刹那、レジが一つあき、待機中の一人がレジスペースに進んだ。そのオバはんは当然、って顔をして、ウエイティングスペースに入ってこようとした。私は無言で腕を突き出して静止すると、少々ムッとしているオバはんに私の後ろを指さした。そこには数組の客が並んでいたので、オバはん列ができているということを理解したようで、ムッとした表情を貼り付けたまま、売り場に戻っていった。夕刻の混み合う時間だったので、列はできていて当たり前。今のご時世なんだから、なるべく人と距離をとって並ぶというのも「常識」。ラッキー、空いてる!とか思う前に、列を確認しろっての。

 

で、レジスペースに入ってからもう一つ。レジ脇にたまった買い物かごを移動させるためにチョコマカ動き回っているおじさんパートが一人。このおじさんが動き回っていたことにより、私はしばらくレジまで進めなかった。ここで「すみません」の一言でもあれば全然問題なかったが、このおじさんは「何こんなところに突っ立ってやがんだ」的なガンまで飛ばしてきた。場内の整理整頓が主な仕事であるとはいえ、店という場に出るということは、このおじさんも接客業の一員であるはずだ。接客業に携わる人間が、小さなことであるとはいえ、客の不快感を察する事ができない上に、あまつさえ、客を咎めるような態度を取るとは何事か?このスーパーは数年前から世界的な大手小売業の参加に入っているが、経営不振から脱却できず、その大手小売業が売却を考えているというようなニュースがちょっと前に流れた。経営が振るわない原因はこういう小さなミスの積み重ねにあるのではないだろうか?プロ野球などではよく「記録に出ないエラー」などという言い方をするが、こうした、記録には残らないけれど、確実に客の心には残る不快感というのは、その後目に見える失点となって返って来る。私が遭遇したのはほんの一例だが、いろんな場面、場所で様々にエラーは発生しているはずで、売上不振という失点の一因になっているはずである。