脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

在宅ライターを目指すには?その3.ギャラについて

本題に入る前に、「その2」で結果待ちおよびテストライティング提出準備中だったサイトの合否について。

残念ながら二つとも落ちました。これで6連敗。ここ数場所の正代の序盤からの連敗を批判できない負けっぷりとなってしまいました(苦笑)。前回も書きましたが、テストライティングまで提出しての不合格は特にキツい。「おまえにゃ、ウチのサイトで採用するだけの文章力がねーんだよ」と言われたようなものですから。ま、今は、契約できた二つのサイトに関して全力投球していくしかありません。

というわけで、今回の本題に入ります。

3.ギャラについて

労働基準法に抵触しないのが不思議なライター業界

正直言ってギャラは安いです。1文字1円なんてのは、それでも割がいいほうで、1,000文字書いて300円(一文字あたりに直すと0.3円)とかいうのがざらです。1,000文字書くのに30分かけたとして、時給でいえば600円。日本では最低賃金が9百ナンボで世界的にみても低い、とかなんとかいうのが議論になっていますが、文筆業界のギャラなんざ、それよりはるかに低い。しかも、執筆前の資料収集やテキストの読み込み、元ネタとなる番組の視聴などの時間を考え併せれば。時給はもっと低くなります。「時給」という観点から見たら、コンビニでバイトでもしている方がよほどおカネにはなります。

ランサーズなどのクラウドソーシングでも状況はほぼ一緒。一応ギャラがいくらかは、表示情報に「価格帯(5,000~9,000など)」が含まれているので、その中でも高いやつをいくつか詳しく見てみました。

すると、20,000字で6,000円とか5,000字で1000円を2週間で5本とか、労働基準法を考えて依頼してんの、このクライアントさんたちは?ってな案件だらけです。

ランサーズにはランクというものがあって、それが高くなればなるほどギャラも高く、有利な条件の仕事が舞い込む仕組みになっています。私のランクはまだ最低。なにしろまだ一本も仕事をこなしていないのだから当たり前ですが。

執筆のギャラだけで生活をしようと思ったら、それこそ、まともに「生活」せずに24時間すべてを注ぎ込んでも無理だというのが現状だと結論付けるしかありません。

ワークライフバランスの取れたライターになることは不可能なのか?

非常に難しいですが、まったく不可能というわけではないと思います。

方法は大きく分けて二つあります。

一つは、ブログで広告収入を得る方法です。

これにはGoogleAdSenseのようなクリック報酬型とAmazonアフィリエイトのような成果報酬型とがあります。

前者は、ブログを訪問した人がブログ内に掲示された広告をクリックしたら収入が発生するという仕組みです。私は別口のブログで何度かGoogleAdSenseの審査に挑戦し、ようやく認可を得ることができましたが、PVはそこそこあるのに、広告をクリックしてくれる人があまりおらず、小遣い銭にもならない状態です。ブログの内容を充実させ、もっともっとPVを増やさないといけないようです。このブログも近々申請をしようと思ってはいます。

後者は、ブログ内で商品を紹介し、その商品が売れたらその分収入が入るという仕組みです。おそらく世に出ている「ブログでお金を稼ぐ」という本の大半は、このアフィリエイトに関するものです。私はこっちにはまだ手を出してはいませんが、このブログではこちらも試してみたいと考えております。ただし、私は基本的には自分で使ってみてよいと判断したモノしか他人様にお勧めはできないとかんがえておりますので、紹介しようとする商品をすべて自分で買わないといけません(笑)。というわけで、このブログではビジネス本や、メンタルヘルスに関する本に絞って、アフィリエイトの対象にしようと考えております。

もう一つは自分の実力を高めていくこと。一番の正攻法ですが、これが一番難しい。自分が面白いと思う事柄をいかにして文章で表現し、多くの人に共感してもらえるか?面白がってもらえるか?最初から、それができている人はすでに文筆業で食っていけているでしょう。

これから文筆業に踏み出そうとしている方は、「本業」を持ちながら、空き時間で「実績」を積んでいくことをおススメします。私も嫌な会社の仕事を続ける一方で、文筆の方にウエイトを移していくことを実行中です。地道に書き続けて、文章力が認められれば、有名サイトや雑誌などから依頼が来る可能性があります。

情報サイトの数はそれこそ無数にありますが、多くの人が閲覧するような有名サイトは数少ないですから、そこで取り上げられれば一気に高額収入ライターの仲間入りなんてなことも夢ではありません。

発行部数は減っても雑誌の力はまだまだ捨てたもんじゃありません。例えばスポーツ業界で言えば『Number』で署名記事が書けるようになると、それなりの収入を伴った仕事の依頼が来るようになるそうです。私もラグビーの記事が『Number』に載ることを目指して書き続けるつもりです。狭き門ではありますが、挑戦のし甲斐は十分にあります。