脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

2023-01-01から1年間の記事一覧

支離鬱々日記Vol.178(休職日記15 休養のための「好きなこと100選」抽出その4)

お題「好きなものを100個、ひたすら書き出してみる」 年初から長々続いていた、実家仕舞いがようやく一段落した。山ほど発掘された、不要書類(故人の健康診断とか保険金額の決定通知書、同じく故人の写真、祝儀不祝儀袋など)の処分がようやく終わったのだ。…

支離鬱々日記Vol.177(休職日記14 徒然)

「好きなもの100選」実施中だが、30個出したところで早くも息切れしてしまったので、今回は一休みして、日々の種々を語りたい。 最近、お香にハマっている。元々のきっかけは、実家から仏壇が「移住」してきたこと。仏壇には線香をあげるのが日々の勤めだが…

支離鬱々日記Vol.176(休職日記13 休養のための「好きなこと100選」抽出その3)

お題「好きなものを100個、ひたすら書き出してみる」 好きなものとはいえ、100個も選び出すのは容易なことではない。ただ、改めて考えてみると、好きではないものってのは好きなものの数倍は身の回りにあるので、たまには自分の好きなものを思い返してみて、…

支離鬱々日記Vol.175(休職日記12 休養のための「好きなこと100選」抽出その2)

お題「好きなものを100個、ひたすら書き出してみる」 お題に無理矢理こじつけシリーズの第二弾。好きなモノだけを100個あげてみるというのは、なかなかに精神衛生には効果的だ。嫌いなことを考える必要がないし、好きだという感情に一時浸り切れる。 なお、…

支離鬱々日記Vol.174(休職日記11 無理やりお題で書いちゃいます)

お題「好きなものを100個、ひたすら書き出してみる」 ここ数日、実家から引き揚げてきた書類の類の整理に忙殺されている。私の実家は、母方の祖母、伯父(母の兄)、私の父、そして母の4人の終の棲家になった。で、母の物持ちがいいというか、捨てる勇気がな…

支離鬱々日記Vol.173(休職日記10『うつ病になってマンガが描けなくなりました』読後感)

うつ病になってマンガが描けなくなりました 発病編 (webアクションコミックス) 作者:相原コージ 双葉社 Amazon うつ病になってマンガが描けなくなりました 入院編 (webアクションコミックス) 作者:相原コージ 双葉社 Amazon 早いもので、昨年末から休職に入…

3年半ぶりのお楽しみは原点回帰 『カンコンキンシアター34 クドい! ~飯尾和樹スターに成りました~』鑑賞記

kankonkin.com オフィシャルサイトをリンクしたら、いきなり公演場所が東京グローブ座になってたけど、前回(2019年夏)からは銀座の博品館劇場になったじゃねーかよ。情報アップデートしとけよな、とか書くと演者の皆さんのSNSで毒を吐かれそうなので、紹介…

阿刀田先生の真骨頂 『コーヒー党奇談』読後感

コーヒー党奇談 (講談社文庫) 作者:阿刀田高 講談社 Amazon 実に久々に読んだ、阿刀田高氏の短編集。 落語で言うところの人情噺的な作品であったり、東西の古典に関しての解説本であったり、エッセイ集であったりと、さまざまな作品集を上梓している阿刀田氏…

結末の苦さは「程よかった」ものの… 『地獄の7人』鑑賞

地獄の7人 [DVD] ジーン・ハックマン Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ映画鑑賞シリーズその6は、戦争を題材にした作品の中では名作の誉高い標題の作。正確にはベトナム戦争を描いた戦争映画ではなく、ベトナム戦争後、ベトナム軍の捕虜になっていた米兵を救…

スポーツの目的は勝つことか?それとも楽しい瞬間を味わうためか? 『10-ten-』読後感

10 -ten- (実業之日本社文庫) 作者:堂場 瞬一 実業之日本社 Amazon マラソンランナーを描いた『HEAT』シリーズなどで、アスリートの試合中の事細かな心理描写をみせ、スポーツ小説ライターとしての評価が高い堂場瞬一氏の、大学ラグビー部を舞台にした長編…

支離鬱々日記Vol.172(休職日記9)

お題「わたしの癒やし」 とりあえず、少しでもブログの読者を増やしたいというスケベ心から、お題スロットをぶん回して、この駄ブログに無理やり結びつけたのが「わたしの癒し」。お題とは裏腹に私の癒やされない日々を綴ろうと思う。 昨年は年初に伯父が死…

ひたすらジャン=クロード・ヴァン・ダムを鑑賞すべき作品 『マキシマム・リスク』鑑賞

マキシマム・リスク [Blu-ray] ジャン=クロード・ヴァン・ダム Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ映画鑑賞キャンペーンの一環として鑑賞したのが標題の作。 ストーリーはあってなきがもの。フランス、ニースの狭い路地で派手なカーチェイスの末に、崖からぶっ…

努力に勝る天才なし 『山本由伸 常識を変える投球術』読後感

山本由伸 常識を変える投球術(新潮新書) 作者:中島大輔 新潮社 Amazon 2021、22シーズンの勤続疲労か?あるいはWBCの影響が残っているのか?今シーズン開幕後の調子はイマイチだが、現時点でのNPBでは最高の投手と言って良いのが山本由伸投手。 バファロー…

江川氏、意外と現代っ子の感覚にはマッチするかもしれない 『巨人軍論』読後感

巨人論 (SB新書) 作者:江川 卓 SBクリエイティブ Amazon 入団時の騒動で「江川通れば道理が引っ込む」とまで言われた、江川卓氏による「巨人軍論」。自身の現役時代の投球術から、巨人軍のレジェンド、同時代の選手たちについての様々なエピソード紹介、そし…

観るものの考え方によって毀誉褒貶が激しいダークヒーローの物語 『戦うパンチョ・ビラ』鑑賞

eiga.com USB-HDD録り溜め腐りかけ作品鑑賞シリーズその4。あまりに古いうえに、需要もないようで、アマゾンの商品検索には引っかからなかった。まだ髪の毛がふさふさしているユル・ブリンナーの主演作品。メキシコ革命時に、革命軍の急先鋒として大暴れし、…

恐れず読んでみたらきっと面白いはずの名著たちがずらり 『身もフタもない日本文学史』読後感

身もフタもない日本文学史 (PHP新書) 作者:清水 義範 PHP研究所 Amazon 清水義範氏の教養シリーズ。 清水氏の「得意技」の一つはパロディー。何か元となる作品があって、それを踏まえて面白さを引き出す手法だ。ということは当然その「元となる作品」につい…

々日記Vol.171(休職日記8多少お題に引っかかりあり)

今週のお題「変わった」 世の中春だ。 桜は早くも散ったが、いろんな花があちこちで咲きほこっている。猫は愛の歌を毎晩奏でるし、虫の活動も活発化した。庭に水を撒くとカエルが飛び跳ねる。大きなランドセルに背負われている小学1年生の姿もそこここに見受…

時に無知は何より強かったりする 『不死身の保安官』鑑賞記

不死身の保安官 [DVD] ケネス・モア Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ作品鑑賞キャンペーン第3弾は西部劇。最近NHKBSのプレミアムシネマは西部劇と時代劇しかやってない気がする。まあ、レンタル屋との棲み分けという意味では懸命な選択だとは思うが。 物語は…

偉大なるマンネリではあるものの、最後の逆転劇は見どころあり 『たつまき奉行』鑑賞記

たつまき奉行 片岡千恵蔵 Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ作品鑑賞キャンペーンの一環としての視聴作。 片岡千恵蔵氏が遠山金四郎を演じる『いれずみ判官』シリーズの第14作目。様々な姿で市井の人々の中に溶け込んで、悪事を暴く金さんの勇姿が最大の見せ場…

未曾有のパンデミックを経験した今観ると何やら意味深 『アウトブレイク』鑑賞

アウトブレイク [Blu-ray] ダスティン・ホフマン Amazon USB-HDD録り溜め腐りかけ作品鑑賞の一環として観た一作はパンデミックを題材としたサスペンス作品。やさ男役が多い(※あくまで個人の感想です)ダスティン・ホフマンが珍しくタフな男を演じている。 …

支離鬱々日記Vol.170(休職日記7)

もうかれこれ休職に入って5ヶ月だが、どうもスッキリしない。 実家の整理という「業務」になんだかんだで引っ張り回されているし、母と会話したり、行動をともにすることが非常なストレスになるということもある。まだ、祖母の相続問題という大きな病根もあ…

理解の上で人格を尊重すべき、という主張はわかるが… 『マンガでわかる!認知症の人が見ている世界』読後感

マンガでわかる!認知症の人が見ている世界 作者:川畑智,遠藤英俊,浅田アーサー 文響社 Amazon 私の母は認知症で要介護1と診断された。歩く足取りはおぼつかないし、日常の動作の一つ一つが鈍い。つい数年前まで、水泳や舞踊を嗜み、旅行にもガンガン出掛け…

映画の本筋とは別のところで考えさせられてしまった一作 『エネミー・ライン』鑑賞

エネミー・ライン [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray] オーウェン・ウィルソン Amazon 2001年公開の米映画。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争終了間際の同地における空軍大尉の脱出劇を描く。 主役のクリス・バーネット大尉を演じるのはオーウェン・ウィルソン…

ちょっとした違和感は実は何より深い 『豆の上で眠る』読後感

豆の上で眠る(新潮文庫) 作者:湊かなえ 新潮社 Amazon 久々に読んだ湊かなえ氏の著作は、湊氏らしからぬ一作。 「らしからぬ」の第一の理由は、私が湊氏の特徴だと認識していたクリフハンガー形式ではないこと。今作は徹頭徹尾主人公結衣子の視点から描か…

ストーリーよりキャストに目が奪われた一作 『日本侠客伝』鑑賞記

日本侠客伝 [DVD] 高倉健 Amazon HDD録り溜め腐りかけライブラリーからの鑑賞作。東映京都撮影所制作のドル箱。のちにシリーズ化され、当作品を含め11作が制作されている。故高倉健氏の人気を決定的にし、『網走番外地シリーズ』や『昭和残侠伝』シリーズの…

「他人の噂も七十五日」になりつつある今だからこそ読んでおきたい 『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』読後感

自民党の統一教会汚染 追跡3000日 作者:鈴木エイト 小学館 Amazon 昨年7月の安倍元総理狙撃事件以降、世の中の注目を集め続けてきたのが世界平和統一家庭連合(以下、家庭連合。旧略称統一教会)と自民党議員との癒着問題。狙撃犯はいわゆる宗教二世で、…

最後は凶刃に倒れた悲劇の皇妃シシー 『ハプスブルグの涙 皇妃エリザベート』読後感

ハプスブルクの涙 皇妃エリザベート (集英社文庫) 作者:M・V・インゲンハイム 集英社 Amazon ドイツやオーストリアあたりを旅すると彼の地の歴史の中に必ず登場するのがハプスブルグ家。神聖ローマ帝国皇帝を代々輩出し、ローマ帝国解体後は後継国家であるオ…

支離鬱々日記Vol.169(お題に沿って休職日記6)

私がとらわれていた「しなきゃ」 まだまだ心休まる日が来ない。 先月末はライティングの請負の締め切りに追われてかなりしんどかった。これは私自身の怠惰のツケだ。月初から3日に1本ペースで書いておけばなんの支障もなかったのに、まだいいや、まだいいや…

継続する緊迫感と意外すぎる結末で見事に楽しませてくれた一作 『誰でもよかった』読後感

誰でもよかった 作者:五十嵐貴久 幻冬舎 Amazon 久々に手にした五十嵐貴久氏の作品。通り魔殺人鬼と警察の交渉人との「戦い」を描いたサスペンス。 冒頭は無差別殺人犯高橋のモノローグから始まる。このモノローグと犯行の描写が実在の秋葉原無差別殺人事件…

支離鬱々日記Vol.168(休職日記5)

私の母は先月末から介護施設に入居した。軽度ではあるが認知症の症状が出ていること、昨今の連続強盗事件などを鑑みて、老人の一人暮らしは危険だという判断を下したためだ。実際に特殊詐欺に引っかかってしまったということもある。 そんなわけで、当面必要…