脳内お花畑を実現するために

サラリーマン兼業ライター江良与一 プロブロガーへの道

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

支離鬱々日記Vol.148(お題と3回目のワクチン接種余波)

今週のお題「試験の思い出」 まずは、3回目ワクチン接種について。2/23に地元の自治体で、たまたまキャンセルかなんかが出た枠に運良く滑り込み、接種を受けた。前2回の職域接種と同じモデルナ製。元々住民がそれほど多くない自治体である上、時間がほぼ朝イ…

ど真ん中の実録モノ 『S霊園 怪談実話集』読後感

S霊園 怪談実話集 (角川ホラー文庫) 作者:福澤 徹三 KADOKAWA Amazon アウトロー小説と怪談の二刀流として名の通っている作家福澤徹三氏による実録怪談集。 私は「怖い小説」は好きだが、いわゆる霊感というものが皆無な鈍感体質なので狐狸妖怪の類は信じて…

女の一人もたらしこめねーやつが万人に支持されるわけゃねーだろ 『イタリア「色悪党」列伝 カエサルからムッソリーニまで』読後感

イタリア「色悪党」列伝 カエサルからムッソリーニまで (文春新書) 作者:ファブリツィオ・グラッセッリ 文藝春秋 Amazon 女性に対しては口説くのが「礼儀」とされている国、イタリア。この国の歴史を形作ってきた錚々たる面々の「業績」を集めたのが標題の一…

何もかもが正反対な異色コンビのバディもの 『逸脱捜査 キャリア警部・道定聡』読後感

逸脱捜査 キャリア警部・道定聡 (角川文庫) 作者:五十嵐 貴久 KADOKAWA Amazon 正反対のキャラを持つ二人の刑事が難事件を解決していく、いわゆるバディモノ。キャリア警部が「逸脱」した操作をするとなると、どうしても杉下右京氏の顔が浮かんできてしまう…

支離鬱々日記Vol.147(お題にモロ乗っかり)

今週のお題「冬のスポーツ」 私にとって冬のスポーツと言えばラグビーしかない。 私の青春時代は1980年代。バブルの真っ最中でもあり、早明戦が最も華やかなりし頃でもあった。成人式の後に国立競技場で行われる日本選手権に晴れ着のまま向かって観戦する、…

支離鬱々日記Vol.146(三連休の最後の夜に襲われている憂鬱さを無理矢理にお題に結びつけてみる)

今週のお題「復活してほしいもの」 結論から先に言ってしまおう。私が復活させたいのは「うつを患う前の自分」だ。 体力も少なくとも今よりはあったし、「本当の自分はこんなもんじゃない」という自信もあった。この自信には全く根拠がなかったが、少なくと…

「スポーツ小説」の第一人者による短編集 『ターンオーバー』読後感

ターンオーバー (ハルキ文庫) 作者:瞬一, 堂場 角川春樹事務所 Amazon 世間的には、警察モノの作家として広く知れ渡っているであろうと推察されるが、私の中では「スポーツ小説」の書き手としての印象が強い堂場瞬一氏のスポーツ短編小説集。 最初に読んだ堂…

あれから早二十年以上も経っちゃったんだ… 『千年世紀末の大予言』読後感

千年世紀末の大予言 (角川ホラー文庫) 作者:桐生 操 KADOKAWA Amazon 欧州の歴史を描くことをメインテーマにしている桐生操氏が、ノストラダムスをはじめとする、予言者たちの言動を集めた一冊。桐生氏の著作は、いわゆる「下ネタ」エピソードを集めたものが…

私の目指す文章の一つの理想型 『映画×東京とっておき雑学ノート 本音を申せば4』読後感

映画×東京とっておき雑学ノート 本音を申せば4 (文春文庫) 作者:小林 信彦 文藝春秋 Amazon 小林信彦氏が週刊文春に連載している人気エッセイ『本音を申せば』を書籍化したものの、文庫本版。「4」とあるから4冊目なのだろう。2007年の記事を収録してある。 …

読む精神安定剤として常備しておきたい一冊 『人生が楽になる心の「立ち直り」術』読後感

人生がラクになる心の「立ち直り」術 (集英社文庫) 作者:斎藤 茂太 集英社 Amazon こういう本を手に取ってしまうときは、何しろ心が疲れている時だ。年末年始に仕事のミスが続き、落ち込んでいる時に、人事異動が発令され、「え、あんな奴が管理職?」みたい…

支離鬱々日記Vol.145(ご近所探索と墓守りと間抜けなお話)

この週末は、久しぶりに、本当に久しぶりに無目的に時間を贅沢に使った。 まずは土曜日。当家の最高権力者様の所用があり、1カ月ぶりくらいに車で上京。最高権力者様の用足し時間中、私は旧住所の近くの行きつけの理容院へ。一月一回すっ飛ばしたので、私に…

二兎を追うものは一兎をも得ず 『プレシディオの男たち』鑑賞記

プレシディオの男たち (字幕版) ショーン コネリー Amazon ショーン・コネリー、マーク・ハーモン出演のバディもの。サンフランシスコにあるプレシディオ軍事基地憲兵隊長アラン・コールドウェル中佐(ショーン・コネリー)、中佐の元部下で現在はサンフラン…

支離鬱々日記Vol.144(お題と人間ドックとナンバープレート交換)

今週のお題「自分に贈りたいもの」 書くべきネタは他にも多々あるのだが、新しい糖質0%のパーフェクトサントリービールという不埒な名前のビールが思いの外美味くて、少し多めに飲んで酔っ払っちゃったので、勢いで書いてしまう。 【本格ビールのうまさで糖…

座頭市シリーズの世界観ど真ん中の一作 『座頭市血煙り街道』鑑賞記

座頭市血煙り街道 [DVD] 勝新太郎 Amazon 26作制作された『座頭市』シリーズの17作目。どうあがいてもマンネリ感は否めないが、ここは「偉大なるマンネリズム」ってやつに支えられた連ドラやシリーズものの映画が散々ヒットした日本だ。故志村けん氏が『七つ…

「社畜」の殺し屋のお話 『ゲーム・オブ・デス』鑑賞記

ゲーム・オブ・デス [DVD] ウェズリー・スナイプス Amazon ウェズリー・スナイプス主演。凄腕のCIA工作員が任務と人情と欲望の間で揺れ動く姿を描いたバイオレンス。 冒頭は多くの護衛を引き連れ、きれいどころのオネーちゃんたちを大勢はべらし、酒も相当き…